内容説明
「皇国」皇都の危機を救った六芒郭臨時防衛部隊―新城支隊は窮地にあった戦姫ユーリアと共に決死の脱出行の末、皇都に帰還!皇国に一時の平隠をもたらした新城直江の巨大な功績は滅亡寸前の古都で衆民の歓喜と将家の怨嗟を生み出す。休息もつかのま「帝国」軍の冬季攻勢が始まった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺぱごじら
7
【再読】擦りきれる程読んでるので、途中から始めても困らない(笑)。話は龍州戦の凱旋式なる政治的猿芝居に付き合う我らが新城少佐の姿から始まる。以後物語はこの日に向かって時間を遡り語られる。内地に侵攻した『帝国』にやられっぱなしの『皇国』陸軍において、北領・六芒郭と二度の殿軍を率い、ついには『帝国』の司令官ユーリア姫を拐った(お招きしたby新城)新城少佐。その政治的地位の急速な高まりと比例して高まる将家のにらみ合い。それが成行でも、一旦舞台に出た者は役割を果たすか死ぬまで下りることは出来ない。2012/02/25
ほぅ子
3
「面白くなってきました!(>艸<*)」読後の感想はまさにそんな感じw敵司令官のユーリアを捕える大手柄を上げての帰還から後の、戦場を離れた日常。戦場とはまた違った人間模様があるものの、やっぱりちょっと退屈…?そこに来てこのラスト!やっぱり直衛には戦場が似合うなぁ!!www期待大です!2012/11/24
エラリー
3
英雄となって皇都に戻った新城は、政治に巻き込まれつつある。本巻は大半が皇都が舞台で、それはそれで面白くもあるが、終盤戦場に移動した新城はやはり魅力的。「諸君、まことに不本意ではあるが、逃れられぬとあらば楽しむより他にない」2012/04/13
cyunkiti
2
紅涙石首輪はやりすぎだと思う。2009/12/07
安藤スミス
1
内政編スタートという感じか。戦争しないでラブロマンスに走るのもそれはそれで面白い。2016/12/05