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内容説明
伯爵は法王庁の大金庫から軍事機密を盗みだすという少佐の依頼を受ける。地下道を掘り起こし、シスターに化け、少佐までもが工事現場の監督に!? そして伯爵が盗んできたモノ(!?)はなんと……!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
35
「エロイカより愛をこめて」第四巻。『No.8 来た 見た 勝った‼️』は筆舌に尽くしがたい面白さ(*^^*)。歴史のネタや時事ネタ満載。読み返すとサン・ピエトロ広場のどぎついピンクのキスマーク、最近の青池保子先生の作品と微妙にリンクしてる?そして『No.9 アラスカ最前線』いよいよ舞台はアラスカへ。当時フェアバンクスの位置、地図帳で調べました‼️未だネット無かったから、百科事典や地図帳が手元にいつもありました。懐かしいです。2023/05/24
kagetrasama-aoi(葵・橘)
33
「エロイカより愛をこめて」第四巻。No.8の『来た 見た 勝った!!』は、エロイカと少佐の掛け合いが益々漫才じみて来て、ほんと楽しい。サン・ピエトロ広場から法王庁侵入の辺りまではもう抱腹絶倒!改めて思ったんだけど、「修道士ファルコ」の設定の萌芽はここにあるのかも?No.9の『アラスカ最前線〈PART・1〉』は東西冷戦の当時ならではの話。仔熊のミーシャ、五輪のマスコットの中では私にとっては一番馴染があるかも(笑)。この頃からジェイムス君が主役が霞む程の活躍(*^^*)。2021/10/07
瑪瑙(サードニックス)
27
エロイカが盗んできたものに驚愕。いくらなんでもそれはないでしょう❗さすがの鉄のクラウスの少佐も慌てていて笑えた。2023/07/16
そのじつ
16
ヴァチカン法王庁の金庫から軍事機密を盗みだす。その為に悪縁かつ腐れ縁の泥棒エロイカに仕事を頼む羽目になったエーベルバッハ少佐。仕事を受ける代わりに、自分の盗みを見過ごすようにと条件をつけたエロイカだったが、彼がヴァチカンから盗み出したものとは・・・!いや〜30年ぶりに読んでもおもしろい!このシナリオ最高にイカしてる。洒落てる。霊柩車で走り回るジュリアーニ刑事とか、サン・ピエトロ広場の冒涜的な落書きとか、小ネタも冴えまくってます。至福。2本目の「アラスカ最前線」にはミーシャがいっぱい出ていて最高☆2018/05/04
aisu
14
前巻のヨーロッパ特急の爆発で終わった気がしていたが、ヴァチカン潜入編が続いていた。ドタバタの末に無事任務を果たしたと思ったら、エロイカはとんでもないものを盗んでいてまた一騒動…。この巻の後半はアラスカ編その1。結局あの2人が同じ目的地、ほぼ同じものを目指してドタバタなのだけど、任務の目的が、あるいは泥棒の目的がこうで、場所がこういう理由でここで…とかとかよく思いつくなあ…!と思いました。スケール大きいです!2024/01/17