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内容説明
少佐はローマで任務を遂行し、チューリッヒでは伯爵とジェイムズ君が次の獲物を求めて待機中。そんな中、伯爵は僧侶・セバスティアヌスに一目惚れをして…!? そして「笑う枢機卿」とはいったい?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
36
「エロイカより愛をこめて」第十一巻。『笑う枢機卿』が始まりました。これもまた抱腹絶倒シーンが沢山!表紙絵の三人の衣装がまた懐かしくしかもお洒落です。この頃からボーナム君が有能さを発揮するんですよね。湖に落ちたエロイカに少佐とボーナム君が人工呼吸を譲り合うシーンが特にお気に入りです。少佐の芸術オンチぶり、それに感激するエロイカの少佐への昏倒ぶりも良いですよね。2023/06/08
瑪瑙(サードニックス)
20
オットーの事を調べるためにローマ入りした少佐と部下たち。笑う枢機卿の事を調べ回る。同じ頃伯爵もローマへ。別の目的だったが、そこはやはり少佐と絡んでくる。協力しつつ騙しあい、ドタバタ喜劇は進む。2023/08/09
aisu
10
「笑う枢機卿」中編。中世の教会はいいですよね。スーパーの経営者が買っちゃうとか、ヨーロッパでも古いもの保存の法律とかないのかな?崖を登る少佐を下から見上げるとか、私も見惚れてしまいそうだ。大きなナビ&GPS…でもこの時点で最新の技術ですよね。2024/01/27
枯伍
3
「笑う枢機卿」part2。KGBの監視を切り抜けてローマからミラノへ。飛行機に駆け込み乗車という力技がすごい。オットーの行き先はとある僧院。そこは伯爵が中世ロマン目当てで狙っていた場所だった。いつもとは逆に壁画を盗んだ少佐を追う伯爵。地図と連動した発信機とかたしかにカーナビの走りだなあ。部下ごとKGBに奪われてしまい、さて機密はどの枢機卿に隠されているのやら。少佐の絵は味わいがあると思う。2018/02/22
つったん
2
『笑う枢機卿』後編。中世のロマンに浸りたい伯爵を少佐が邪魔するというちょっと珍しいパターン。文化遺産には律儀に気を使うあたりがいかにも少佐らしい。部下全員がさらわれた時の怒り様は必見。2012/11/14