内容説明
「この子をよろしく」石狩川畔で二歳の捨て子と遭遇した時から、旅行作家・茶屋次郎の受難は始まった。幼児の手を引き、取材を続ける羽目になった茶屋は、とある一艘の廃船に、ずぶ濡れの女の死体を発見した!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
49
タイトルに引かれて借りてみた。茶屋の歩く様子が想像できるほど地元ネタで、釜谷臼とかテルメとか…あまりに名前に、すぐにでも散歩に出て茶屋の歩いた道を歩きたくなった。図書館本なので贅沢は言えないが、誤植を親切に指摘した書き込みがあるのは残念だった。できすぎ感のある展開でも、地方の雰囲気を十分に伝えてる。他の名川シリーズも読んでバーチャル旅を味わいたくなった。登場するユウちゃんがとってもかわいく感じられるとこがミステリーにしては珍しい気がした。2019/09/10
ヨーコ・オクダ
18
茶屋次郎シリーズ。読者にとってはおなじみの展開。茶屋の原稿を待っている週刊誌の編集長までもが、彼が事件に巻き込まれることを期待していたりw石狩川での取材中「ユウちゃん」と名乗る2歳男児を託された茶屋。母親探しと取材を並行して進めていくと女性の遺体を発見。警察に疑われるのもいつもどおり!そして、世の中うまくできているもので(!?)母親探しで訪ねていった関係者と女性の殺害事件の関係者がジワジワとリンクしてきて…。かと言うて、すぐに犯人に辿り着くわけではなく、結構ひねった人間関係が設定してあり、読み応えアリ。2018/12/31
LaVieHeart
9
年の瀬直前で風邪?で寝込む。今年最後の一冊になりそうなので、気楽に楽しく読める一冊を、と、今年亡くなられたのが惜しまれるこの方の本を。 相変わらず淡々としながらも面白いこのシリーズ。今回茶屋次郎は、見ず知らずの幼児の面倒を見る羽目に。今回は容疑者じゃないんだーと思いきや、またしても殺人事件の第1発見者になってしまいあらぬ疑いをかけられる。持ってるなぁ、茶屋次郎(笑) ていうか、女性サンデーの川シリーズ、この状況でどんな記事に仕上がってるのか毎度ながら気になる。健気で愛らしいユウくんの存在が光る一冊。2024/12/31
けえこ
3
初読の作家さん。西村京太郎を脱力させたような?時間つぶしのノベルズでした。2016/10/03
まみ
0
警察が聞き込みできない事実をどんどん集めまくる茶屋先生🤣2025/08/12
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