内容説明
日本の伝統文化を守る現代の侍(サムライ)でありたい―自衛隊特殊作戦群初代群長、明治神宮武道場館長を務めた著者が同志とともに熊野市飛鳥で新たな共同体創りを始める。武士がいなくなってから一五〇年を経た今も日本武道が存続し、世界の人々が価値あるものと認めるのはなぜか?自己犠牲もいとわず社会に貢献する「武士道」こそ、行き過ぎたグローバル資本主義に疲弊した人々が必要としている崇高な精神である。「世のため人のため」に力を尽くし、共助社会を守る武人がいれば、「和する社会」を復活できる!
目次
第1章 学び―自分の成長を実感する
第2章 中心と循環―産霊の思想
第3章 強さと道義、そして礼
第4章 伝統精神を継承する
第5章 和する社会を取り戻す
増補 むすびの里で実践する共助共栄社会
著者等紹介
荒谷卓[アラヤタカシ]
昭和34年(1959)秋田県大館市生まれ。県立鳳鳴高校、東京理科大学を卒業後、昭和57年陸上自衛隊に入隊。福岡19普通科連隊、調査学校、第一空挺団、弘前39普連勤務後、ドイツ連邦軍指揮大学留学(平成7~9年)。陸幕防衛部、防衛局防衛政策課戦略研究室勤務を経て、米国特殊作戦学校留学(平成14~15年)。帰国後、編成準備隊長を経て特殊作戦群初代群長となる。平成20年退官(1等陸佐)。平成21年9月~30年10月まで明治神宮武道場「至誠館」館長。平成30年11月、三重県熊野市飛鳥町に「国際共生創成協会 熊野飛鳥むすびの里」を設立し、代表として運営するとともに令和4年4月に創設した「日本自治集団」代表としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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