内容説明
万里村桂、26歳、生粋の湘南娘。高校時代は祖父直伝の柔道の腕を生かし、不良女子校生退治をしていた。単身米国生活六年の後、逗子で友達の店を手伝う独り暮らし。そんな彼女には「ヨコスカCIA」としてのもう一つの顔がある。駐留する二千人近い米兵と日本人とのトラブル処理が、その主な仕事だった……。葉山に在って、自ら海にも乗り出す著者が描く潮気満喫の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
74
湘南探偵シリーズ第2弾。前作にてキャラがしっかりと確立してるので、物語にどんどん入っていけます。「桂」は相変わらず柔道の優れたスキルを武器に探偵業を全うします。横須賀基地周辺において、何かしら発生する怪しげなトラブルを『ヨコスカCIA』として米軍大佐「フレミング」のフォローとともに解決していきます。今回は若き米軍のサックスプレイヤー「ジミー」とレストランピアニスト「由紀子」の周りに現れる怪しげな男達から守ろうとします。テンポよく、オシャレな雰囲気とともに元気ハツラツな「桂」の活躍にスッキリとなりますね。2024/06/06