アジア人物史〈第11巻〉世界戦争の惨禍を越えて

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アジア人物史〈第11巻〉世界戦争の惨禍を越えて

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  • サイズ 46判/ページ数 968p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784081571116
  • NDC分類 282
  • Cコード C0320

出版社内容情報

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集英社創業95周年記念企画




【総監修】
姜尚中
【編集委員】
青山亨〈東南アジア)・伊東利勝〈東南アジア〉
小松久男〈中央アジア〉・重松伸司<南アジア〉
妹尾達彦<中国>・成田龍一〈日本〉
古井龍介〈南アジア〉・三浦徹<西アジア〉
村田雄二郎<中国・李成市〈朝鮮半島〉
【装丁】
水戸部功
【カバーイラスト】
荒木飛呂彦


「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。
現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす!


編集にあたって 姜尚中 Kang Sang-jung

歴史への興味の根底には、人間への関心がある。
『史記』を「列伝」が支えるように、歴史書に力を吹き込むのも評伝である。 私たちは、誰もが内に持つ自然な好奇心に着目し、有名無名の人々の評伝を積み重ねて描く『アジア人物史』を構想した。
対象とする地域は、東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、西アジア、 すなわちアジアと名指される領域の全体である。

現代のアジア史研究を代表する編集委員たちが集い、数年がかりで協議を重ね、各エリアの主人公、副主人公、彼らを包み込む人々の連関性を発見し、魅力的な小宇宙を形成していった。

人物選定の際に重視したキーワードは“交流”である。
それは交易や、宗教、思想、芸術の伝播といった平和友好的なものに限らず、略奪、侵略、戦争などの激しい衝突をも含む。また、長い時を超えた“交流”もある。
私たちは、一冊の中に全地域の人物群を万遍なく配し、小宇宙同士を越境的に繋ぎ、 第一巻から最終巻まで概ね時代順に配列した。こうした構成から、縦割りの地域史とは違う“アジア通史”とでもいうべき像が、自ずと浮き彫りになるだろう。
東洋史研究の厚みを継承する人々の力を結集したこの試みが、異なる文化圏、言語圏の読者にも共有される日が来ることを願ってやまない。


【第11巻】世界戦争の惨禍を越えて
金性洙、金天海、蒋介石、胡適、毛沢東、劉王立明、ピブーン、スカルノ、アウン・サン、ホセ・リサール、ガーンディー、モサッデク、昭和天皇、尾崎秀実、中野重治、林達夫、李香蘭、山代巴、他。
「月報」エッセイ・テッサ・モーリス・スズキ


第1巻 神話世界と古代帝国
第2巻 世界宗教圏の誕生と割拠する東アジア
第3巻 ユーラシア東西ふたつの帝国
第4巻 文化の爛熟と武人の台頭
第5巻 モンゴル帝国のユーラシア統一
第6巻 ポスト・モンゴル時代の陸と海
第7巻 近世帝国の繁栄とヨーロッパ
第8巻 アジアのかたちの完成
第9巻 激動の国家建設
第10巻 民族解放の夢
第11巻 世界戦争の惨禍を越えて
第12巻 アジアの世紀へ
索引巻

内容説明

大変動を生き抜く現代の混沌と、取り組むべき課題は、1900年から50年の間に集約されている。

目次

韓国財閥
在日朝鮮人前史
京城帝国大学の人々
台北帝国大学と戦後台湾における学知・学縁の継承―岩生成一を中心に
中国統一から戦後台湾へ
自由主義の開拓者、胡適と陳寅恪の生涯
毀誉相半ばする革命のカリスマ
東南アジアにおける反植民地闘争と国民国家の創生
インド自立への道―ペルソナ誕生の背景
第二次世界大戦後のイラン―モハンマド・モサッデクと二人の国王
戦前と戦後、その連続と断絶の象徴
戦時下の知識人たち―戦時変革とアジア
大転換期における「操觚者」―プロレタリア芸術運動を中心に
抵抗と協力のあいだ―“知識人/編集者”と“もう一つの京都学派”
帝国主義的膨張・侵略とその破綻―帝国の文化
帝国日本に抗う女性たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

崩紫サロメ

15
「世界戦争の惨禍を越えて」という巻、選ばれた人物、その切り口が秀逸だった。「韓国財閥」「在日朝鮮人史」「京城帝国大学の人々」「台北帝国大学と戦後台湾における学知・学縁の継承」など、日本の植民地支配とその後を考える上で重要な項目。各帝大で朝鮮史をどのように位置づけるか(国史or東洋史)の議論(p.114)、近代日本の学術と政治のあり方に関する指摘など、興味深い。2023/08/30

田中峰和

5
19~20世紀、アジアにおける日本の立場は複雑だ。盟主として西欧列強侵略からアジアを守るという大義を主張しても、アジアに進出して領有しては当然現地の反発を食う。中でも最もこの時代に影響力をもっていたのは毛沢東だろう。日本を追い出すための抗日戦争にはじまり、朝鮮戦争への関与などアジアから西洋先進国への抵抗へと進む。やがて彼の功績は文化大革命という20世紀最大の愚策によって恥辱にまみれる。なかでも4人組、江青の登場でさらに汚名を受けることになる。スターリンも同様、死後は名誉を維持できないのが指導者なのだ。2023/06/27

あまたあるほし

0
メンバーは面白い。韓国の財界人や京城大学の学問の系譜など。しかし、昔なら左翼、単なるソ連協力者への比重がやたらと多いのが気にはなった。2023/11/22

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