アジア人物史〈第10巻〉民族解放の夢

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アジア人物史〈第10巻〉民族解放の夢

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  • サイズ 46判/ページ数 840p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784081571109
  • NDC分類 282
  • Cコード C0320

出版社内容情報

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集英社創業95周年記念企画




【総監修】
姜尚中
【編集委員】
青山亨〈東南アジア)・伊東利勝〈東南アジア〉
小松久男〈中央アジア〉・重松伸司<南アジア〉
妹尾達彦<中国>・成田龍一〈日本〉
古井龍介〈南アジア〉・三浦徹<西アジア〉
村田雄二郎<中国・李成市〈朝鮮半島〉
【装丁】
水戸部功
【カバーイラスト】
荒木飛呂彦


「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。
現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす!


編集にあたって 姜尚中 Kang Sang-jung

歴史への興味の根底には、人間への関心がある。
『史記』を「列伝」が支えるように、歴史書に力を吹き込むのも評伝である。 私たちは、誰もが内に持つ自然な好奇心に着目し、有名無名の人々の評伝を積み重ねて描く『アジア人物史』を構想した。
対象とする地域は、東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、西アジア、 すなわちアジアと名指される領域の全体である。

現代のアジア史研究を代表する編集委員たちが集い、数年がかりで協議を重ね、各エリアの主人公、副主人公、彼らを包み込む人々の連関性を発見し、魅力的な小宇宙を形成していった。

人物選定の際に重視したキーワードは“交流”である。
それは交易や、宗教、思想、芸術の伝播といった平和友好的なものに限らず、略奪、侵略、戦争などの激しい衝突をも含む。また、長い時を超えた“交流”もある。
私たちは、一冊の中に全地域の人物群を万遍なく配し、小宇宙同士を越境的に繋ぎ、 第一巻から最終巻まで概ね時代順に配列した。こうした構成から、縦割りの地域史とは違う“アジア通史”とでもいうべき像が、自ずと浮き彫りになるだろう。
東洋史研究の厚みを継承する人々の力を結集したこの試みが、異なる文化圏、言語圏の読者にも共有される日が来ることを願ってやまない。


【第10巻】民族解放の夢
尹致昊、金マリア、魯迅、張愛玲、林献堂、カルティニ、カマラーデーヴィー・チャットパディヤーイ、オリガ・レベヂェヴァ、アブデュルレシト・イブラヒム、近代アフガニスタンの群像、サアド・ザグルール、マラク・ヒフニー・ナースィフ、内藤湖南、柳田国男、夏目漱石、伊波月城、吉野作造、平塚らいてう、京城帝国大学関連人物、台北帝国大学関連人物、他。
「月報」エッセイ・上野千鶴子

第1巻 神話世界と古代帝国
第2巻 世界宗教圏の誕生と割拠する東アジア
第3巻 ユーラシア東西ふたつの帝国
第4巻 文化の爛熟と武人の台頭
第5巻 モンゴル帝国のユーラシア統一
第6巻 ポスト・モンゴル時代の陸と海
第7巻 近世帝国の繁栄とヨーロッパ
第8巻 アジアのかたちの完成
第9巻 激動の国家建設
第10巻 民族解放の夢
第11巻 世界戦争の惨禍を越えて
第12巻 アジアの世紀へ
索引巻

内容説明

さまざまな抵抗のドラマ。民族、階級、家族、宗教、ジェンダー、フェミニズム。

目次

ある独立運動の傍観者の葛藤―植民地支配に苦悩する朝鮮の知識人たち
祖国の独立と女性の自立を希求した朝鮮の「新女性」たち
朝鮮民族解放の闘い
中国の近代文学―二〇世紀前半/清朝末期・中華民国期
植民地統治と台湾自治
インドネシア女性解放運動の先駆け―カルティニの見た「光」と「闇」
インドにおける女性運動
女性翻訳家がつないだイスラーム的男女平等論
韃靼の志士―イスラーム世界と日本
近代アフガニスタンの群像―大国のはざまで模索する国家統一
国家建設を巡るモンゴル人の模索―独立運動から人民共和国へ
アラブの民族主義と立憲政治
アラブの近代とフェミニズムの開花
徹底した調査・統計による植民地統治の背景にあった思想
「国民作家」と現代の悲劇
草創期における日本の民俗学に秘められたカ
大日本帝国下における民主主義の歴史的検証
近代日本における女性の歩み
沖縄言論人とアジアの思想潮流

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

崩紫サロメ

24
「人物」を切り口にすることは「近代国民国家」を一つの切り口とする歴史叙述から、幾何か解放されるのかもしれない、と思った。たとえばロシアのムスリムでオスマン帝国や日本で活動したアブデュルレシト・イブラヒム、カザン生まれだがロシア系女性でムスリム女性解放運動を模索した女性レヴェジェヴァなど「各国史」に治まりにくい人物の活動もその人脈によって章が構成されているので、自然に「越境」した描写が可能になっている。2023/04/26

MUNEKAZ

15
監修が姜尚中氏で「民族解放」とタイトルにきたからではないだろうが、初っ端から朝鮮の独立運動に関わる章が三連発。内心は違えど対日協力をする知識人、欧米のキリスト教団体から支援を受けた女性、ゴリゴリの共産主義活動家と微妙にレイヤーが異なる人物が取り上げられており、それぞれの立場の違いを踏まえて立体的に見ることができる。他にアフガニスタンの国家建設やイスラム世界の女性運動家なども、あまり取り上げられることにない話題で面白い。民主主義、女性解放、民族自決といった西洋由来の思想に向き合ったアジアの人々の姿がある。2023/05/29

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