アジア人物史〈第7巻〉近世の帝国の繁栄とヨーロッパ

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アジア人物史〈第7巻〉近世の帝国の繁栄とヨーロッパ

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  • サイズ 46判/ページ数 808p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784081571079
  • NDC分類 282
  • Cコード C0320

出版社内容情報

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集英社創業95周年記念企画




【総監修】
姜尚中
【編集委員】
青山亨〈東南アジア)・伊東利勝〈東南アジア〉
小松久男〈中央アジア〉・重松伸司<南アジア〉
妹尾達彦<中国>・成田龍一〈日本〉
古井龍介〈南アジア〉・三浦徹<西アジア〉
村田雄二郎<中国・李成市〈朝鮮半島〉
【装丁】
水戸部功
【カバーイラスト】
荒木飛呂彦


「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。
現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす!


編集にあたって 姜尚中 Kang Sang-jung

歴史への興味の根底には、人間への関心がある。
『史記』を「列伝」が支えるように、歴史書に力を吹き込むのも評伝である。 私たちは、誰もが内に持つ自然な好奇心に着目し、有名無名の人々の評伝を積み重ねて描く『アジア人物史』を構想した。
対象とする地域は、東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、西アジア、 すなわちアジアと名指される領域の全体である。

現代のアジア史研究を代表する編集委員たちが集い、数年がかりで協議を重ね、各エリアの主人公、副主人公、彼らを包み込む人々の連関性を発見し、魅力的な小宇宙を形成していった。

人物選定の際に重視したキーワードは“交流”である。
それは交易や、宗教、思想、芸術の伝播といった平和友好的なものに限らず、略奪、侵略、戦争などの激しい衝突をも含む。また、長い時を超えた“交流”もある。
私たちは、一冊の中に全地域の人物群を万遍なく配し、小宇宙同士を越境的に繋ぎ、 第一巻から最終巻まで概ね時代順に配列した。こうした構成から、縦割りの地域史とは違う“アジア通史”とでもいうべき像が、自ずと浮き彫りになるだろう。
東洋史研究の厚みを継承する人々の力を結集したこの試みが、異なる文化圏、言語圏の読者にも共有される日が来ることを願ってやまない。


【第7巻】近世帝国の繁栄とヨーロッパ
イスマーイール1世、スレイマン1世、エヴリヤー・チェレビー、アクバル、ザビエル、豊臣秀吉、光海君、李舜臣、李滉、李珥、鄭成功、康熙帝、黄宗羲、ダライラマ6世、ニャウンヤン王、他。
「月報」エッセイ・田中優子

第1巻 神話世界と古代帝国
第2巻 世界宗教圏の誕生と割拠する東アジア
第3巻 ユーラシア東西ふたつの帝国
第4巻 文化の爛熟と武人の台頭
第5巻 モンゴル帝国のユーラシア統一
第6巻 ポスト・モンゴル時代の陸と海
第7巻 近世帝国の繁栄とヨーロッパ
第8巻 アジアのかたちの完成
第9巻 激動の国家建設
第10巻 民族解放の夢
第11巻 世界戦争の惨禍を越えて
第12巻 アジアの世紀へ
索引巻

目次

サファヴィー帝国の栄華―イラン高度を支配したシーア派国家
オスマン帝国の繁栄―東地中海世界におけるイスラームの盟主へ
衰退期か成熟期か―一七~一八世紀オスマン帝国を巡る二つの視点
ムガル帝国の栄光―アクバルからアウラングゼーブへ
アジアのイエズス会士
天下人とその時代―「ヨーロッパ」の登場と「鎖国」体制の確立
朝鮮王朝の国家的危機克服―秀吉の侵略と後金(清)の侵入
朝鮮朱子学
海と草原の明清交替―鄭氏台湾と康煕帝
経世学の展開と考証学の隆盛―明末清初期から清代の学術と思想
生まれ変わる聖者たちの光と影―偽物の烙印を押された二人のダライ・ラマ
近世東南アジアにおける王国とムラユ世界の展開

著者等紹介

三浦徹[ミウラトオル]
1953年生まれ。お茶の水女子大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科修了。専攻は、アラブ・イスラーム史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

25
シリーズ発刊1冊目は東洋と西洋がつながる時代を描いた7巻770p。このシリーズ面白そうなのでぼちぼち読んでいきたい。日本でも布教した宣教師のアルメイダがイベリア半島を追放されたユダヤ人でユダヤ教徒だったとか全然知らなかった。はえ~。オスマン帝国のドラマを見るか迷ってるんだけど、ざっと読んだだけで、こりゃ面白いにきまってるなってなった。ヒュッレム妃がウクライナ出身だったことは知ってたけど、スラブ民族はスレイブ(奴隷)が語源を思い出しちゃったよ…。一度読んだだけでは頭に入りきらないので、またそのうち再読する。2023/09/05

崩紫サロメ

18
本シリーズ1冊目読んでみた。歴史読み物系かと思っていたら、しっかりと注のついた、最新の研究を反映したものだった(執筆陣を見たら想像がつくことだったが!)。見出しとなっている人物を本紀、それ以外の人物を列伝という風に全体を見渡しながら個別の人物について知ることもできる。日本史と朝鮮史、東南アジア史など、「人物」を介することによって横断的に見ることができる。宮下遼(トルコ文学史)、川原秀城(中国朝鮮思想史)、伊東貴之(中国思想史)など「歴史学」以外の執筆者が入っているのもよかった。2023/04/18

MUNEKAZ

15
新航路開拓により、アジアとヨーロッパが直接繋がった16~18世紀。2つの地域を繋いだイエズス会士たちが、アジアとの関りから大きく取り上げられているのが印象に残る。またそうしたアジアで活躍したキリスト教関係者に、イベリア半島から追放されたユダヤ人が多く含まれていたのも興味深いところ。「侵略の尖兵」という宣教師に対するイメージが、少し改まるところではないだろうか。ほかにチューリップ時代のオスマン帝国人士や朝鮮儒学者、明末清初の学者でそれぞれ一章を使うなど、文化面の記述が厚いのもうれしい。2023/04/15

田中峰和

5
16世紀は新大陸の発見によって、ヨーロッパに限らずアジアも多大な影響を受けた。この時代、アジアでは地中海域のオスマン朝、イランのサファビー朝、インドのムガール朝、東アジアの明朝、清朝、日本では戦国から徳川幕府への移行期である。その各国の代表的な支配者が紹介され、その他の人物としても多数紹介される。国を治めた人物ではなく、文明を繋ぐ人々として、アジアにおけるイエズス会士の章が設けられている。聖人としてミイラまで保管されているザビエルだが、彼の配下だったペレイラがならず者として紹介されているのが面白い。2023/03/01

akubi@中四国読メの会参加中

5
オスマン帝国のドラマにはまったのでちょっと気になって調べたくなった。 ヒュッレムやキョスムについて、今見てるドラマの結末が判ったけど脚色されてる人物の行方が余計きになった。2023/01/26

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