内容説明
アルセーヌ・ルパン、ハリソン山中(「地面師たち」)、悪女ミレディー、貞子――
名作には、忘れられない悪役(ヴィラン)たちが登場します。
主人公と敵対し、悪事を働くヴィランたち。
一見、人々に嫌われてしまうようなキャラクターでありながら、私たちはどこかで彼らに「悪としての活躍」を期待してしまいます。
なぜ、私たちは悪役に惹かれてしまうのでしょうか?
怪盗、詐欺師、剣鬼、悪女、怨霊、人獣。
近現代の大衆文学に登場する、恐ろしくも魅力あふれる6つのヴィランを例にその魅力をひも解いてみましょう。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
読書熊
2
ヴィランは物語、いや人間社会を照射する2026/09/05
ハナさん*
1
2026年8月20日第1刷。市図。「未来のわたしにタネをまこう」シリーズの一冊。かなり浅く、想定読者である若者への語りかけ口調が多い。著者の専門である文学の中の悪役・ヴィラン研究が主であり、映画やマンガ・アニメキャラの考察は多少混ざる程度。マンガ・アニメや特撮の研究者とは、用語の定義に若干のズレがあるか。これを扱うのにあの作品・キャラに触れないなんて……ということが多々ある。それでも、こうしたテーマのとっかかりには、よいかもしれない。悪役とアンチヒーロー/ダークヒーローの違いについては、示唆に富んでいた。2026/09/27
ころまる
0
正義側とされる主人公は結構優柔不断というか、迷ったり悩んだりしながら成長していく過程が多いので、悪役のブレない考え方や生き方が光って見えるのかも。2026/10/09
トギエモン
0
創作に出てくる悪役について解説した本。 特に興味を持ったのが、詐欺師・悪女・悪霊の項目。 詐欺師について、社会の格差が広がる中で、相手を出し抜くことが一種のカタルシスとして受け取られるようになった的に紹介されていて、自分も「地面師たち」を見ていたときそう感じたと思う。 もし次の本があるなら、独裁国家の軍人、政治家なんかも扱ってほしい、人気の悪役類型だと思う。特に格差が広がる中で政治家は人気が上がってきたように思う。 あるいは、人気の出ない悪役がなぜ人気にならないのか、そういう視点も面白そうだ。2026/09/20
じゃみじゃみ
0
わりと面白かったです2026/09/28




