内容説明
五年ぶりに、別れた妻・通子から電話がかかってきた。警視庁捜査一課の吉敷竹史は「ゆうづる九号」に彼女の姿を見かけるが、翌日、列車内で通子と思われる女性の遺体が発見される。事件の核心には、釧路の原生林に建つ〈三ツ矢マンション〉の殺人事件の謎が立ちはだかり――。全身全霊を捧げて捜査する吉敷刑事は不可能殺人を解き明かせるのか。意表をつくトリックとサスペンス、そして深い人間描写が響き合う傑作、改訂完全版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
海の仙人
25
島田氏の作品は今まであまり読む機会が無かったのですが、最近「伊根の龍神」を読み、お世話になっている図書館の新着図書に改定完全版が掲載されていることを知り読んでみました。大正解でした。別れた妻を想う捜査一課刑事のひたむきさが良いですね。それにしても事件のトリックには驚きました。解説を読んでこのシリーズ、追ってみたくなりました。2026/08/13
探偵小説歩行者
14
シリーズ三作目、吉敷竹史の奮闘と激情。記憶を消してもう一度読みたい序盤の緊迫感。ただここで初登場らしい元妻にどれだけ感情移入できるか。通子と藤倉兄弟に心がざわつく。これぐらいのほのめかしでもう十分、涙流れるままにはエグすぎる。館ミステリ的な様相と鎧武者の豪快なトリック、ちょっと浮いてる気がしなくもないがそれが島田荘司ミステリー。牛越と中村もすごく良い。4回泣く。2026/07/22
ソラ
11
【読了】C これはトリックについては御手洗シリーズ寄りな感じ。吉敷シリーズは改訂版が出版されるということで久しぶりに読んでみたが以前読んだ時と比べてより面白く感じている。ほかの作品も読みたくなったがもう本屋に置いてないので、ほかの吉敷シリーズもどんどん改訂版を出してくれるといいなぁと思う。2026/07/04
ぬぬよよ
4
トラベル物かと思いきや、本格ミステリ+ハードボイルドな展開。2026/06/17
コロンボ
2
吉敷竹史シリーズ第三弾。寝台列車「夕鶴」で見つかった身元不明の女性の死体。事件に元妻が関与していると思った吉敷は、元妻の無実を信じ、容疑者となった彼女を救うために北海道を奔走する。本作はトラベルミステリの要素は乏しく、むしろマンションを舞台にした密室トリックの解明がテーマ。あまりにも想像を超えるトリックに、驚かされたものの、これぐらいのほうが面白いかも。ただ2/3の意味が分からなかった。誰か教えて。2026/08/22




