光文社文庫<br> 飛鳥のガラスの靴~吉敷竹史シリーズ14~

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光文社文庫
飛鳥のガラスの靴~吉敷竹史シリーズ14~

  • 著者名:島田荘司【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 光文社(2023/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334720018

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内容説明

映画俳優の大和田剛太の自宅に、差出人不明の郵便小包が届いた。なかから、塩漬けにされた剛太の手首が……! 剛太自身は行方不明のまま、事件は迷宮入りの様相を呈した。警視庁捜査一課の吉敷竹史は、この管轄違いの事件に興味を抱く。彼は主任と衝突しながらも、敢然とこの難事件に挑むが……。日本古来の民話を題材に、本格推理の鬼才が描く長編力作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tengen

49
有名な俳優大和田剛太宅に届けられた荷物、それは主人のものと思われる塩漬けにされた右手首であった。吉敷刑事はまたも管轄外の難事件にのめり込んで行く。誰からも愛されるキャラの大和田に何が起こったのか、捜査は行き詰まる。☆彡元妻通子との絡みもありますので「北の夕鶴2/3の殺人」「羽衣伝説の記憶」と読み嗣ぐのがベターでしょう。2017/07/23

coco夏ko10角

28
吉敷竹史シリーズ。はじまりの吉敷と通子にちょっとイライラ。映画俳優の家にその男の右手首が…その事件を一週間で解決しないと警察を辞めることに。事件に関しては「それ」に気づく瞬間、辿り着く場面、いい。2021/02/17

Tetchy

16
吉敷刑事シリーズ物でなかなかの佳作。今回はミッシング・リンク物にやはりなるのだろうか。一応のタイムリミット物にもなっているがもう少しその状況作りが良ければサスペンス性が増したように思えるのだが。2009/05/22

すきま風

15
面白かった。何事もスマートにこなし、仕事もできる男なのに、何故元妻の通子の事になるとこうも鈍感なんだろう。もどかしく思いながら、主任との確執が強まっている中での一週間で事件解決を宣言してしまったものだから、一体どうなるのかとハラハラと読み進める。前半の女性の語りと、吉敷の追う事件とに共通の人物が登場した時、一気に物語が繋がり、読み進む手が止まらなかった。2013/06/14

kamietel

14
★★★★☆再読。抜群に面白いミステリを読みたいと思ったら、やはり島田先生の吉敷シリーズですね〜。この作品は“ただ一点の取り違い”ですが、それがいい!アイデアやキャラクターではなく作者の筆力で描ききっている作品です。2019/06/09

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