内容説明
マンションの浴室で、顔の皮を がされた女性の遺体が発見される。だが割り出された死亡推定時刻、被害者は寝台特急「はやぶさ」に乗車中だった――。時間の壁と“完全犯罪”に、警視庁捜査一課の吉敷竹史が挑む! 社会派の舞台に大胆なトリックを取り入れ、島田荘司の天才性を鮮烈に刻んだ記念碑的作品。吉敷竹史シリーズ、堂々たる第一作を完全版で刊行!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
71
殺されたはずの女性が寝台列車「ブルートレイン」に乗っていたという奇妙な謎。初めて読んだ島田さんのトラベルミステリはさすがひと筋縄ではいかないトリッキーな物語。マンションの一室で顔の皮を剥がれた女性。しかし彼女は死亡推定時刻に列車内で目撃されており写真も残っていた…。この不可思議な謎を解明すべく、彼女の過去の調査に日本中を飛び回る刑事の吉敷。最後に明らかになる驚きの真相、そして更にひと捻りされた大胆な結末。元々時刻表トリックはあまり好みではないのだが、この作品は社会派と本格の絶妙な融合がとても楽しかった。2026/05/10
糸巻
25
「吉敷竹史シリーズ」改訂完全版4ヶ月連続刊行第2弾。第1弾の『奇想、天を動かす』が面白かったので続けて買ってみた。こちらはシリーズの1作目。マンションの浴室で顔の皮膚を剥がされた女性の遺体が発見されるが、死亡推定時刻にこの女性が寝台特急はやぶさに乗っていたことが判明する。いや、別人じゃないの?と想像。吉敷刑事が各地を捜査で旅する、こういうのトラベルミステリっていうのね。初めて読んだかも。最後は反則じゃない?と思ったけど…アリなのかな?私の好きな牛越刑事が登場してたのが嬉しい。来月も買おうかな〜。2026/04/26
Pa-Po
11
古き良きミステリという感じでめちゃくちゃ面白かった。今の感覚で読むと表現とかにちょいちょい違和感はあるんだろうけど、自分は大好き。このシリーズ追っかけたい。知念実希人先生の解説もよかった2026/04/26
ソラ
9
【読了】C かつては御手洗シリーズばかりで吉敷シリーズはあまりピンと来なかったのだが、久しぶりに改訂版で読むとこっちの方が好きかもしれないまである。2026/05/17
tama
9
「寝台特急」と聞くと旅情を掻き立てられる。 旅が好きで夜行列車が好き🚊 北斗星にも乗ったしサンライズ出雲にも乗った。 1984年初版発行の本書はTHE昭和🤗 津軽海峡には青函連絡船。 携帯電話はもちろんない。 取調べでは刑事が「こらあ!」と凄む🫣 トラベルミステリだけでない練りに練られた極上のミステリを堪能😋 2026/04/19




