内容説明
山陰地方を走る六つのローカル線の駅に、解体された女性の遺体がバラバラに流れ着く。胴体部は大阪駅で発見されるが、首はついに見つからない。休暇で故郷を訪れていた警視庁捜査一課の吉敷竹史は偶然この犯罪に遭遇し、捜査に関わることに。犯人はいつ、どこで、どのように死体をばらまいたのか――。大胆な着想と精緻な論理が結実した伝説的トラベルミステリー作が完全版で甦る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Pa-Po
8
はやぶさに続きこれまた面白かった。ハウダニットが少しずつ解けていくのも、終わり方も好き。このシリーズ追っかけ決定。2026/06/06
ぬぬよよ
5
故郷が舞台で何だか感動。八岐の大蛇が枕にしたと言われる山の近くに住んでいました時刻表トリックって苦手なんですが、故郷贔屓で楽しめました。2026/05/26
とびを
4
西村京太郎かと思った。出雲の歴史を勉強すればもっと面白く読めたのかなー2026/06/03
UPMR
2
島荘のトラベルものは初めて読む。わりと完成度は高い。流石に本格ミステリ的な要素の比重のほうが大きく、旅先の景勝や風物の描写は要所々々で半ば義務的に消化しただけの感はあるものの、バラバラ死体事件を出雲の八岐大蛇伝説になぞらえ、動機にもその因縁を絡めることで、無味乾燥なアリバイ崩しに旅情ある歴史的な地方風土のイメージで味付けしているのが上手い。犯人の歪つな個性が印象的。トリックはそんな頭をひねるほどのものでもないし、鳥取駅での運搬が可能だったかは流石にもっと早めにひっかかるべきだとは思ったが。2026/06/03
shonborism
1
前作に引き続いて読む。今はもうない路線や電車も多いんだろうなあと思いながら。わざわざここまで手の込んだことをするのも理解に苦しむし、謎が解けたのは偶然に近い気もするが、謎解きの様子は読ませるなあと。2026/06/06




