まんが日本昔ばなし 竜の淵

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まんが日本昔ばなし 竜の淵

  • 著者名:川内彩友美
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 二見書房(2025/12発売)
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内容説明

世代をこえて愛され続けるアニメ「まんが日本昔ばなし」が一冊の絵本に

テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」(毎日放送系・1975年1月~)
文化庁優秀映画作品賞
厚生省児童福祉文化賞(放送部門)

――美しい日本語、日本のこころの原点

《かいせつ》
これは九州・宮崎地方の昔ばなしです。お椀など、漆器の塗料としてかかせない漆は、とれる量が少ないだけに、昔から高価なものでした。ですから漆とりの兄果は、洲(水がよどんで深いところ)の底に上質の漆を発見して大よろこびします。
この貴重な漆と、神秘的な淵とをむすびつけ、そこに竜が出現します。竜は想像上の動物ですが、こんな淵にはいかにもすみついていそうです。斧を水に落とすところは、イソップ寓話『金の斧・銀の斧』にも似ています。
兄が、弟をおどすつもりで作った木彫りの竜……それが本物の竜に化けるというのは、SF映画のようなおもしろさもあります。そのうえで、「欲に目がくらむと、ひどいことになる」という教えを説いています。