内容説明
倉島警部補、台湾へ。シリーズ第7弾!
倉島はサイバー攻撃を受けた台湾所在の日本企業に捜査を要請される。そんな中、殺人事件が発生し事態は思わぬ方向へ……。
単行本 2023年11月 文藝春秋刊
文庫版 2025年12月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
87
今野さんの公安部倉島警部補シリーズ7作目です。8作目も「ニンジャ」という題名で出版されているようです。今回は同僚が「ゼロ」という公安の研修から戻ってきますが少し人物が変わったのではないかという感じなってきます。その同僚と台湾の警察庁からの依頼で研修を行うことになります。そこで日系の企業での殺人事件に巻き込まれますが、現場の警察官が日本人への偏見を持っているためかなり込み入ったことになります。最後はきちんと決着します。2025/12/07
minu tanu
3
斜に構えているように見えて内面は熱い漢の西本でもゼロの研修によるプレッシャーからか空回り。見事再生させた倉島も昔はポンコツだったのが感慨深い。2025/12/09
GRC
2
待ちに待った倉島警部補シリーズの文庫新作。 淡々と進みそうでいて、徐々に惹きつけられる展開となって案の定一気読み。 台湾側の登場人物の設定や口調が、著者の別作品の登場人物を彷彿とさせるものもあって思わずニヤリとしてしまう。 爽やかな読後感とともに、台湾を再訪したくなる一冊。2025/12/11




