文春文庫<br> 防諜捜査【新カバー版】

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文春文庫
防諜捜査【新カバー版】

  • 著者名:今野敏【著】
  • 価格 ¥730(本体¥664)
  • 文藝春秋(2023/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167911690

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内容説明

【2023年11月8日より、カバーが変更となりました。内容には変更ありませんので、ご注意のほど、お願いいたします。】

国益とプライドをかけた防諜戦争の行方は……?

警視庁公安部警部補でエース候補の倉島は、外事一課と掛け持ちの形で作業班への移動を命じられた。
時を同じくして、ロシア人ホステスのマリア・ソロキナが鉄道線路に転落し、轢死する事件が発生。
飛び込み自殺の線で捜査は進むが、中学校教師の九条という男が現れ、事件はオレグというロシア人の殺し屋による暗殺だと証言する。九条は事故の前日に秋葉原の駅でオレグを目撃しており、自身も命を狙われていると語った。
倉島は、九条の証言を元に捜査を進めるが、重要参考人として目をつけたマリアの恋人・瀧本までもが、列車の人身事故で死亡してしまう。
ロシア人の殺し屋・オレグとは何者なのか。
何のため、どうやって連続殺人を実行しているのか。
倉島は、苦心しながらも同僚や関係各所の協力を得て、オレグの影を追いかける。
だがそんな折、オレグは存在せず、証言者の九条が殺人犯だという疑いが浮上する。
殺人者の次なる標的は、思いもかけない人物だった。
日本警察、公安、ロシア政府。
それぞれの国益とプライドをかけた防諜戦争の行方は……?
公安警察官の活躍を描く倉島警部補シリーズ第5作。

※この電子書籍は2016年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本とし、表紙を新たにしたものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

99
文春文庫のこのシリーズは第5作目なのですね。初めてこの作品を読んだのですが主人公がどのような経歴を歩んできたのかわからないのですが、それなりに楽しめました。ロシア人の女性が鉄道自殺なのか事故なのかという発端があって話が膨らみます。犯人の性格が結構面白く、主人公に対して挑んでいる気がしました。最後に危うくということですが、主人公の仲間たちに助けらます。前作4作品を読みたくなりました。2018/12/26

やま

59
米露のエネルギー政策の狭間で起きた事件を倉島達夫警部補が解決する。発端は、錦糸町のロシアンパブでホステスをしていたロシヤ人のマリア・アントノヴナ・ソロキナ32才がJR総武線の秋葉原駅で午前十時頃に人身事故で亡くなった事であった。警視庁では、事故か自殺か迷っている。次に、マリアと付き合っていたアメリカの石油メジャーの日本支社でマネージャーをやっていた滝本昇一45才が品川駅の山手線のホームで転倒して列車に轢かれて亡くなった。2023/08/29

Walhalla

41
シリーズ5作目です。倉島警部補は、もう公安のエースと呼んでもいいですよね。シリーズの開始当初からずいぶん成長されていて、その過程も楽しめる作品になっていますね。『公安は刑事とは違う。物証より情報だ』。何だかとても説得力があって格好いいです。前作でチームを組んだ伊藤さんと片桐さんが再登場しているのも嬉しいです。続編を期待したいですね。2020/06/15

たち

40
このシリーズは初めて読むので、倉島さんの過去の実績とやらがよくわかりません。そのせいか、倉島さんより部下の伊藤さんの優秀さのほうが目立っているように感じてしまいました。きっと倉島さんって凄い人なんでしょうね…。2020/01/22

タツ フカガワ

32
倉島シリーズ5作目。秋葉原駅でロシア人ホステスがホームから転落し轢死する。警察は事故として処理するが、公安部の倉島は、所轄署にロシア人の殺し屋に突き落とされたと訴え出た中学教師がいたことに注目する。だが殺し屋の正体がつかめずに捜査は難航する。倉島指揮のもと、5人の捜査員たちのキャラクターも読みどころで、警察小説ならではの面白さでした。今回は目立たない男、伊藤が大活躍。2021/04/05

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