内容説明
南町奉行所の門前で水茶屋を営む甚太郎とおちよの夫婦に息子が生まれた。又兵衛が名付け親となり、小太郎と命名された赤子だが、ある日忽然とすがたを消してしまう。折しも市井では幼子の神隠しがつづき、〝姑獲鳥〟の仕業だとの噂が囁かれるが、又兵衛は小太郎を捜すうちに〝姑獲鳥〟の真の正体を知ることになる──。怒りに月代朱に染めて、許せぬ悪を影裁き。時代小説界の至宝坂岡真が贈る、令和最強の時代シリーズ第十二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
89
坂岡さんの「鬼役」と並んでまだ続いている「はぐれ又兵衛」シリーズの最新刊が出版されました。いつもながらの勧善懲悪で読後もすっきりさせてくれます。3つの話が収められていて、最初の話は「姑獲鳥」という妖怪が幼児をさらってしまうということで、その裏には幕閣も絡んでいるということながら、主人公が名付け親となった子供もさらわれたことから活躍が始まります。江戸時代の庶民の生活事情をよく調べられていると思っています。2025/11/13
ひさか
22
2025年11月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ12作目。姑獲鳥、泥眼 、矜持の欠片の3つの連作短編。登場人物が死なずに目的を達成する「矜持の欠片」が良い。姑獲鳥、泥眼はいつもの悪を成敗する展開で、痛快ではあるものの、マンネリ。2026/01/12




