内容説明
江戸市中を騒がす、ざんぐり党なる凶賊があらわれた。出役の助っ人に駆りだされた又兵衛は、空振りに終わった帰路に、市来数馬と名乗る若侍と出会う。元米沢藩の原方衆だという数馬は、八年前に殺された父の仇を捜しているらしい。数馬の仇討ちの成就を願う又兵衛だが、おもわぬところから仇の消息の手掛かりを掴み──。怒りに月代朱に染めて、許せぬ悪を影裁き。時代小説界の至宝、坂岡真が贈る令和最強の時代シリーズ第七弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
16
2023年6月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ7作目。察斗詰に候、為せば成る、投げ文、の3つの連作短編。再吟味の無実解き放ち、仇討ち、長元坊の過去と3作とも興味深い展開で又兵衛の凄まじい大活躍。が、こういうのが続くと飽きてくるというジレンマ…。難しい。2023/07/30
ねむりねこ
1
⭐⭐⭐安定と安心。こういう時代劇をテレビで見たい。2024/03/03
goodchoice
1
主人公の武骨で不器用な生き様が魅力的だ。脇役の長元坊もいい味を出している。2023/08/29
Masayoshi Arakawa
1
20230621 720+ うぽっぽと並読してたら訳が?2023/06/21