双葉文庫 はぐれ又兵衛例繰控 ： 10 迷い牛

著者名：坂岡真【著】

双葉社（2024/11発売）

• ISBN：9784575672176

内容説明

商家の娘との不義により裁きを受ける一人の浪人。軽追放が妥当かとおもわれたが、新たな事実が判明し、極刑に処す事態に。牢屋敷に戻された浪人だが、火事騒ぎの際の解きはなちとともに行方をくらましてしまう。沙汰の如何にかかわらず死罪が確定した浪人だが、裏に潜む真実を知った又兵衛は、男を救うべく奔走する──。怒りに月代朱に染めて、許せぬ悪を影裁き。時代小説界の至宝坂岡真が贈る、令和最強の時代シリーズ第十弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

この坂岡さんのシリーズも最新刊となってしまいました。「鬼役」「うぽっぽ」とこのシリーズは続いているようですが、楽しみが少し後になるようです。終わっているシリーズものでも探しますか。この十巻目ではやはり三つの話が掲載されていますが初期のころに比べると比較的人情ものが多くなってきている気がします。池波正太郎さんのような感じのものですね。また主人公に対して若干ながら理解をしてくる人物が増えてきています。

2025/02/25

[ひさか]

2024年11月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ10作目。迷い牛、似面絵同心、蛍侍の一分、の3つの連作短編。弱きを助け悪を成敗する毎度の又兵衛。偉大なるマンネリです。

2025/07/21

[goodchoice]

はぐれ衛も早いものでもう10作目。又兵衛も一層人間らしさが増し、長元坊とともに理不尽な悪漢を退治する。今、一番頼りになる二人かもしれない。

2025/01/11

[Masayoshi Arakawa]

20241122740+ 安定の面白さ、ありがとう

2024/11/24