内容説明
亀戸村にできたこの蔵、
なにかがおかしい。
歴史が大きく変わりかねない“はかりごと”――
江戸と現代を行き来する時間旅行者おゆうは阻止できるか!?
(あらすじ)
江戸市街の外れにある札差の寮に新しくできた巨大な蔵に、三人組の侵入者があった。同じ頃、竪川に遺棄された刺殺体が発見される。江戸と現代で二重生活を送る十手持ちの女親分おゆうこと関口優佳は、科学分析ラボの宇田川の協力によって二つの事件に関連があることを突き止めるが、なぜ賊は建ったばかりで空っぽの蔵に忍び込んだのか。やがて明らかになる驚くべき“はかりごと”の真実とは?
【著者について】
山本巧次
1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。第13回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』(宝島社)で2015年デビュー。他の著書に『開化鉄道探偵』(東京創元社)、『途中下車はできません』(小学館)、『急行霧島 それぞれの昭和』(早川書房)、『災厄の宿』(集英社)、『戦国快盗 嵐丸 朝倉家をカモれ』(講談社)、『角を曲がれば謎がある 大奥様陽だまり事件帖』(徳間書店)、『千夏の時 蘭学小町の捕物帖』(幻冬舎)、「奥様姫様捕物綴り」シリーズ(双葉社)、『関ケ原の亡霊 新九郎 古今捕物控』(光文社)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
aquamarine
55
二つの札差の寮の間にできた、電車車両2両ほどが入りそうな巨大な蔵。そこに三人組の侵入者があり、近くで刺殺体が発見される。優佳が宇田川の手を借りて二つの事件を調べるうち、それは歴史を大きく変えかねない事件に繋がりそうなことがわかって…。現代の科学分析から理論的に何がなされようとしているかいきつくのがさすが。今回も現代文明を駆使してなかなか派手なことをやってのける。おゆうと伝三郎との仲はさておき、今回は宇田川の方がかなり伝三郎に探りを入れるようになっている。二人の水面下の攻防…今後はどうなるのだろう。2025/11/20
オーウェン
46
シリーズ第12弾。 建てられた巨大な蔵に盗賊が侵入。 しかし蔵には何も収められていなかったため、おゆうは疑問を持つ。 そこで宇田川の力を借りて、科学捜査で解決しようとする。 この謎はある歴史的な事件と繋がっていくのだが、それを踏まえての真相。 伝三郎と宇田川の駆け引きは白熱しているが、進展がほとんど見られないのはどうなのか。 勿論進展したら、この物語は終わってしまうのだけどね。2026/01/22
ぼっちゃん
46
シリーズ12弾。何も保管されていない蔵に三人組の侵入者があり、この者たちは何をしに侵入したのかの謎に挑む。謎もそうだが、伝三郎と宇田川の会話はどちらも探り合いをしているので、二人の会話は何を探っているのかなと気になり読んでしまう。2025/12/07
nyanco
37
シリーズ12巻 長いシリーズになりましたね。 中にはう~~んの回もあったのですが、今回はテンポも良く、面白く読了。 亀戸村の札差の寮の蔵の巨大な蔵、中は空っぽ… 蔵の侵入者があったのだが、持ち主は何かを隠しているようで… 現代側の助っ人・宇田川が大活躍。あれれ、宇田川さん、伝三郎親分が居そうな時間にわざと江戸のおゆうさんの家に来てます? ほぉ、どうやらおゆうさんをめぐる三角関係に! 伝三郎さんのタイムワープも気になるし、展開が出てきてシリーズ、まだまだ続きが楽しみになってきました。2026/01/05
長くつしたのピッピ
19
昨年の大河ドラマですっかりお馴染みとなつた松平定信が登場。謎の大きな蔵を巡る騒動。武士がメインのストーリーではないが、事件の背景にある武家社会の理不尽を垣間見る。今回も、江戸で起きた事件を解決する現代科学。なるほどと思える事が多い。そして,鵜飼の過去がほんの少し明らかになる。そんなに小出しにしないで、もっと早くに知りたい。まだまだシリーズは続くであろうから、番外編でじっくりと語ってもらうのもいい。2026/01/15
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