宝島社文庫<br> 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう その蔵はなぜ狙われる

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宝島社文庫
大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう その蔵はなぜ狙われる

  • 著者名:山本巧次【著】
  • 価格 ¥789(本体¥718)
  • 宝島社(2025/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784299071576

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内容説明

亀戸村にできたこの蔵、
なにかがおかしい。

歴史が大きく変わりかねない“はかりごと”――
江戸と現代を行き来する時間旅行者おゆうは阻止できるか!?

(あらすじ)
江戸市街の外れにある札差の寮に新しくできた巨大な蔵に、三人組の侵入者があった。同じ頃、竪川に遺棄された刺殺体が発見される。江戸と現代で二重生活を送る十手持ちの女親分おゆうこと関口優佳は、科学分析ラボの宇田川の協力によって二つの事件に関連があることを突き止めるが、なぜ賊は建ったばかりで空っぽの蔵に忍び込んだのか。やがて明らかになる驚くべき“はかりごと”の真実とは?

【著者について】
山本巧次
1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。第13回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』(宝島社)で2015年デビュー。他の著書に『開化鉄道探偵』(東京創元社)、『途中下車はできません』(小学館)、『急行霧島 それぞれの昭和』(早川書房)、『災厄の宿』(集英社)、『戦国快盗 嵐丸 朝倉家をカモれ』(講談社)、『角を曲がれば謎がある 大奥様陽だまり事件帖』(徳間書店)、『千夏の時 蘭学小町の捕物帖』(幻冬舎)、「奥様姫様捕物綴り」シリーズ(双葉社)、『関ケ原の亡霊 新九郎 古今捕物控』(光文社)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

aquamarine

53
二つの札差の寮の間にできた、電車車両2両ほどが入りそうな巨大な蔵。そこに三人組の侵入者があり、近くで刺殺体が発見される。優佳が宇田川の手を借りて二つの事件を調べるうち、それは歴史を大きく変えかねない事件に繋がりそうなことがわかって…。現代の科学分析から理論的に何がなされようとしているかいきつくのがさすが。今回も現代文明を駆使してなかなか派手なことをやってのける。おゆうと伝三郎との仲はさておき、今回は宇田川の方がかなり伝三郎に探りを入れるようになっている。二人の水面下の攻防…今後はどうなるのだろう。2025/11/20

ぼっちゃん

44
シリーズ12弾。何も保管されていない蔵に三人組の侵入者があり、この者たちは何をしに侵入したのかの謎に挑む。謎もそうだが、伝三郎と宇田川の会話はどちらも探り合いをしているので、二人の会話は何を探っているのかなと気になり読んでしまう。2025/12/07

NAOAMI

15
現代の捜査ノウハウと史実を駆使して江戸時代に何が起こるか推測していく歴史が変わるのか、歴史を守るのか。本筋・表面上の事件が解決した後で黒幕的人物との対峙、宇田川と伝三郎の思惑吐露があるのはいつもの通り。一筋縄ではいかないアレコレすら定番となりつつある。そこに加え、火災延焼を抑える蔵と江戸職人の歴史が後年つながるオチでホッと心温まる。おゆう親分の十手チラ見せで一目置かれる江戸での認知度は相当ヤバイんじゃないのか?と思うし、江戸不在時に誰か訪ねてきたらどうするの?宇田川の張り切りぶりも歴史変えそうで笑こわい。2025/12/06

Satochan

7
シリーズ第12作。舞台は亀戸。札差生田屋の寮。そこには巨大で立派な蔵があった。そんな蔵から泥棒らしき3人組が出てきたのを岡っ引きが目撃したので、主人を呼んで現場を確認したところ、残された足跡を無視して「蔵は空。被害なし。」の一点張り。一体どうした!?というお話。これからどんな事件が起こるのかを推理するという珍しいミステリー。おゆうさんを挟んで伝三郎同心と宇多川氏が火花を散らすのもお約束で、楽しめます。2025/12/01

skr-shower

5
シリーズ最新作。二人でそれぞれ相手にマウントうをかけるがいかに!というところか。宇田川はどうしたいのかなぁ。2025/12/01

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