宝島社文庫<br> 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北からの黒船

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宝島社文庫
大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北からの黒船

  • 著者名:山本巧次【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 特価 ¥448(本体¥408)
  • 宝島社(2019/11発売)
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  • ISBN:9784800299611

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内容説明

江戸と現代を行き来する関口優佳こと「おゆう」が、最新科学で江戸の難事件を解く人気ミステリー最新作! ロシアの武装商船アリョール号の船員ステパノフは、日本に漂着したところを捕らえられ、長崎へ移送されることとなった。しかし、陸路護送中、何者かの手引きを受けて脱走、江戸市中に侵入した可能性ありとのことで緊急配備が敷かれ、同心の伝三郎やおゆうにも招集がかかる。そんな折、ステパノフの移送責任者の配下が死体となって発見され……。不穏化する江戸時代の日露関係の渦中で、おゆうは現代科学捜査を武器に、事件解決に奔走する!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

108
回を重ねる毎にスケールが上がっていく。おゆうのスキルも凄いことに。三角関係も勃発?この先も楽しみ2021/08/02

aquamarine

82
シリーズ6作目。ペリーが来航する少し前のお話。漂着し捕らえられたひとりのロシア人ステパノフの周辺で起こる事件、そして殺人…。おゆうは現代科学を駆使して殺人事件に挑み、ロシア人の目的も探ろうとする。宇田川のいつものDNA等の鑑定に加えて、今回はちょっと違った方面からの現代科学技術の使い方が新鮮で楽しかった。おゆうも元経理部OLと得意の○○という過去の経歴を活かして女岡っ引きとして大活躍。今の歴史があるのはおゆうがいたから?そんなこのシリーズがとても好き。2020/10/08

dr2006

76
現代と江戸二つの時代を往来し江戸で起きる難事件を解決していく八丁堀おゆう第6弾。SF的な前提を活かし一話読み切りの濃いミステリーは、読み応え十分の面白さだ。ペリー来航の数年前、謎の外国人が常陸国に漂着し囚われるも、程なく脱走する。鎖国が続く当時の江戸の人々は外国人というだけで大騒ぎだ。町奉行に属す同心伝三郎とおゆうも隠密の捜索に招集される。密輸を企む廻船問屋、幕府の上層部の関与、そして殺人。その外国人と対峙するおゆうが、現代人である素性を周りに知られない様に外国語を使う所が面白かった。次も早く読みたい!2020/10/09

真理そら

68
このシリーズとしては珍しく骨太感のある内容。日ロ外交史の簡略なまとめも参考になった。第三フェーズというよりゴローニン事件異聞という感じかも。宇田川と伝三郎のさりげない鞘当てがおかしい。伝さんは自分の正体を早くおゆうさんに明かしておけば「ロシア」を気にすることもなかったのに。2019/11/03

オーウェン

55
八丁堀のおゆうシリーズも6作目。 ロシアの船に乗ってやってきたステパノフは、そこから脱走し江戸へとやってきたとの報が。 おゆうは伝三郎に連れられ捜索に向かうが、そこには別の陰謀が。 いつものように事件に巻き込まれるのだが、相手がロシア人ということで言葉が通じない。 そこで現代の宇田川の力を借りることに。 江戸時代にカメラや盗聴のためのマイクが登場するのだが、時代錯誤の様で何ともおかしい。 おかしいといえば宇田川を含めて、なにやら三角関係みたいな構図になってきているのも。2023/06/11

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