内容説明
龍貢に会うため内乱中の大陸中央へ入った蓮珠たち。中央地域の状況は思った以上に悪く、勢力を維持しようとする龍義軍残党と、それに反発する元龍義軍支配地の民からなる反乱軍、大陸中央を落ち着かせたい龍貢軍との三勢力の混戦状態にあった。龍貢から助力を求められた翔央は相国への影響も考え“できる範囲”での協力を約束する。しかし龍義軍残党には蓮珠を酷く恨む人物がおり、蓮珠は否応なしに前線に巻き込まれてしまう……。敵を欺き、誰一人欠けることのない勝利を――大人気中華ファンタジー、偽りに祈りをかける、第十三巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
凌国・華国の後継者問題の解決を見届けた相国一行。禅譲に向けて内乱中と噂の龍貢の居る中央地域へ入る第13弾。龍義軍の残党と龍義の死を機に立ち上がった反乱軍、大陸中央全体を落ち着かせたい龍貢軍の三勢力がぶつかり合う混戦状態の中で龍貢に助力を求められて、内乱が続くことによる相国への悪影響を懸念して協力する翔央。しかし残党軍に蓮珠を強く恨む人物の存在もあるために平和的解決が困難を極める状況で、蓮珠の作戦や仲間たちの頑張りで何とか解決したものの、帰国したらそこでも思わぬ展開が待っていて、一難去ってまた一難ですね…。2025/08/27
はなりん
15
シリーズ13巻。大陸中央編。龍貢が禅譲に値するか見定める為、内乱の続く大陸中央に向かった蓮珠達。龍儀の残党の平定だけでなく反乱軍まで出てきて混乱状態。大型火器まで登場し、龍貢に協力せざるを得ない相国一同。率先して危険な役回りを引き受ける翔央。龍貢の戦いなのになぜか相国一同が策を練り、主導している?凌王や黒太子まで参戦してやっと平定にもっていけた。国力としては弱く相国の方が断然上な感じなのに、そもそも何故禅譲?ってなりました。結果は禅譲ではなく同盟に落ち着いたけど。この旅の意味がわからない。ラストは自国。2025/08/09
きょん
14
過去陶蓮と絡んだ華国貴族が登場したけど、すっかり忘れていたのでよくわからないまま読んでしまった。登場人物紹介はイラストなしでいいので、国別に主要な人物は載せてほしい。龍貢軍は何もしないうちに中央の龍氏の争いは決着がついたけど、あれだけ大騒ぎして相国を出てきた意味がなくなってしまったような。次は相国の内紛らしいが、そろそろ落ち着いてほしいかも。2025/09/01
Hanna
6
「後宮の花シリーズ」第十三巻。やっと現在の刊行状況に追いついた。が、バテバテで・・・そろそろ物語は本当に終わるって思うのだけれど、次巻が出たら、これまでの物語が壮大かつグッチャグチャすぎて、続きをすんなり読む自信がない。2025/09/29
you
6
シリーズ13巻目。前回いい感じだったので今巻購入したが、少し飽きた。戦いばかりで初期の頃の楽しさがないんだなぁ…。登場人物も増え、名前読めないし…次はどうしよう…結末は見届けたい気はするんだが。2025/07/28
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