内容説明
巨匠がレンズ越しに垣間見た、東京に残る古の郊外電車”いけたま線”の飾らぬ表情と愛おしい沿線風景!!
「鉄道写真の神様」として70年。そのファインダーを通り過ぎた「鉄道の瞬間」は数知れず。毎月刊行される「自薦傑作選」としての電子フォトブック【HIROTA SELECTION!】第12弾は、東京に残る古の郊外電車「東急池上線・多摩川線(いけたま線)」にフォーカス。今回は広田氏の旧知のテツ友でもある芝山喜久男氏と同行。Pentax一筋の芝山氏に倣って、広田氏もオールドタクマーレンズを駆使。二人で捉えた沿線風景は不思議に温かく、眩しく、懐かしい。
【著者】
広田尚敬
1935年東京生まれ。中学三年生で初めて鉄道写真を撮影。 1960年よりフリーランスの写真家として活動し、1988年設立の日本鉄道写真家協会の初代会長をつとめるなど、「鉄道写真の神様」として、常に日本の鉄道写真界を牽引する。著書は『ヨーロッパのSL』(朝日新聞社、1973年)『SL夢幻』(読売新聞社刊、1975年)『永遠の蒸気機関車』(日本交通公社、1976年)『撮った!国鉄2万3千キロ』(講談社、1984年)『F の時代』(小学館、2009年)など150册以上に及ぶ。鉄道150年となる2022年秋より、新たなプロジェクトシリーズとして『HIROTA SELECTION!』を電子書籍で刊行開始。
目次
表紙、総扉、多摩川ー沼部、はじめに、奥沢(目黒線)、沼部ー鵜の木、鵜の木ー下丸子、下丸子ー武蔵新田、武蔵新田ー矢口渡、矢口渡・蓮沼ー蒲田、池上ー千鳥町、千鳥町ー久が原、久が原ー御嶽山、御嶽山ー雪が谷大塚、雪が谷大塚ー石川台、石川台ー洗足池、洗足池ー長原、長原ー旗の台、旗の台ー荏原中延、戸越銀座ー大崎広小路、五反田、芝山さんといけたま線めぐり、Pentax 芝山作品、プロフィール、奥付