内容説明
貝は海からの贈り物。
真珠には、
不思議な魔力が潜んでいる。
祖母と孫、母と娘、女友達――。
真珠がつなぐ人生と夢を描く、
極上の短編集。
展覧会を一目見ることができたら、フェルメールに捧げる物語を書くときめ、作家の私はアムステルダムに向かった。(「フェルメールとの約束」)
パリで設計事務所を営む祖母に憧れ、建築の勉強をしている杏樹。祖母からシャルロット・ペリアンの写真を見せられ、衝撃を受ける。(「あの日のエール」)
リタ、碧海、芦花はハーバードの同級生。メトロポリタン美術館の学芸員であるリタの企画展のため久しぶりに鳥羽で集まることに。(「海からの贈り物」) ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆり
10
原田マハさんは有名ですが実は初読み。「真珠の耳飾りの少女」が好きなので表紙がとてもいいです。カバーを外したときのデザインも真珠のような淡い白さと、貝殻のような柄が素敵です。全体的に優しい空気で心地よいですが、短編ということもあり全体的にあっさりしていて余韻が少ないなと感じました。ミキモトでの連載と知り、全て真珠で繋がっていることに納得。『海からの贈りもの』の章のミキモト関係の真珠の養殖の話が好きだったので長編で読みたかったです。2026/03/19
世田
1
白く円く平和な輝きが、時空を超えて、いま、ここに届けられている不思議を思った。何人たりとも侵すことのできない輝き。 (p29)2026/03/22
ひよこトビウオ
1
寄り添うような短編集。 こんなのも、たまにはよい。 2026年、おそらく最後となる「真珠の耳飾りの少女」が、来る。必ず行こう。2026/03/22
nosuke
1
『すべてが円くなるように』は、名画にひそむ“真珠”を糸口に、静かに連なっていく物語たちが印象的な一冊だった。フェルメール《真珠の耳飾りの少女》に象徴されるあの一粒の光を起点に、人の想いがやわらかく広がっていく構成が美しい。中でも「ユーレイカ」は、どこか影のある女性と、その女性に憧れる存在を追いかける視線が繊細で心に残った。原田マハらしい、名画と感情を結びつける筆致に浸りながら、真珠のように静かに輝く物語を味わえた。2026/03/21
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