内容説明
美しい声が
地獄から呼びかける。
都市伝説「#呼ぶ声」は死を招く。
死がより身近になる街で、
警察はまたひとつ決断を下す。
続々重版!
大人気ホラーミステリシリーズ!
☆☆☆
見知らぬ着信から響く美しき声。応答すれば、生きる術なし。
警視庁の秘された部署・異能処理班に持ち込まれた怪異「呼ぶ声」。
行方不明や死を招くその声は、刑事・極意のものとよく似ていた。
同じ頃、行き倒れた山岳密教の修行僧が、怜に告げたのは思いもよらない彼の過去で――。
怜は広目とともに過去を知るための旅に出る。
警察×怪異ミステリー第七弾、物語は急転する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
113
最新刊に追いつきました。今回は、通称赤バッジといわれる悪魔付きの刑事の声(テノールで心地よい声だそうでわたしはいつもオフコースの歌声を思い出します)が見知らぬところから着信音とともに届き、応答すると死んでしまいます。その後、赤バッジが行方不明になりその代わりにその妹がこのチームのメンバーとなります。今回は主人公の生い立ちと広目天の素性も明らかになっていきます。2025/08/01
タイ子
94
シリーズ第7弾。警視庁異能処理班ミカヅチが大きく動き始めた気配。部署にある謎の大扉も何かを示唆し始めた。まず怖いのは出勤途中の安田怜が合同庁舎前でまやかしにより大型シュレッダーに襲われるという危機一髪の出来事。そして、孤児だと思っていた怜の出生の秘密が切ない事実とともに明らかになってくる。1人の修行僧が語る過去の話。今回は背景を想像しないように読むのがいっぱい、いっぱい。私がこの世で一番苦手なモノが…。赤バッジを救うため、日本を救うためミカヅチ班の動きが激しさを増してくる。どう治める?ミカヅチ班。2025/05/31
aquamarine
63
シリーズ7冊目。怪異事件を救わず祓わず隠蔽する…それがスタンスだったミカヅチ班。彼らに出会うことによって自分自身も救われた怜が、そのミカヅチ班を確実に変えた。今回キーになるのは赤バッチの声。他にも、ある出会いから怜の出生が明らかになったり広目の生い立ちが明かされたり、息をつく暇もない。怜は偶然ミカヅチ班に出会ったのではなく、出会うべくして出会ったのだとわかる。あの彼女の死も辛かったが、最後に赤バッチに起きたことに息が止まった。今更ながら敵の周到さに驚く。確実に近づいているその時を彼らはどう迎えるのだろう。2025/05/29
吉田あや
53
「時が来る…そのときが来るぞ…」その意味もその声の正体も分からないまま、妖しい声が異能者の一部の人に聞こえ始めて1年。怪異に端を発する案件は増え、電話越しに坂上郎女「怨恨の歌」を囁き人を死へと誘う「呼ぶ声」が広がり始める。その魅惑的な声は刑事であり悪魔憑きの極意の声にそっくりだった…。悪魔にその身を完全に乗っ取られようとしている仲間を救うべく奔走するミカヅチ班に怒涛の新展開が待つ第七弾。2025/07/27
sin
53
能力が在るからミカヅチの一員として迎えられた怜は中途半端な能力ながらその前向きな性格から徐々に力をつけて来たと云う流れで捉えて来たが、このところその力の開花が目覚ましいと思ったらこの巻で一転してもとから選ばれた存在であることが明かされる。もともとは一般人の目から怪異の実在を隠蔽する警察内組織と云う設定だが、悪魔と云う強敵の存在との闘いを控えて大きく舵を切ったと云うことだろうか?どちらかと云えば成長物語を切り上げてしまったようにも思える展開だが、彼自身の心構えと云う部分ではまだまだ成長途上と云う感はある。2025/05/26
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