内容説明
日常の裏側を、のぞくな
十文字の割腹自殺、
永田町・総理の異変死、
理由は隠されたまま――。
怪異を隠蔽する警察チーム、最大の危機。
いつまで、隠蔽できるだろうか
ーーー
マグロ包丁の人斬り、滝に流れ着く首々。日本列島異変あり。
警視庁の秘された部署・異能処理班。
霊視の青年・安田怜の仕事は、怪異事件を隠蔽すること。
首抜けの死者からの警告を受けた彼は、
幽霊上司の折原警視正と”忌み地”の掃除に乗り出す。
さらに三ツ首の犬が議員を襲う事態が勃発。
異能処理班の面々の生い立ちが徐々に明かされる、
大人気警察×怪異ミステリー第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
117
シリーズ3作目です。警視庁の地下3階にあるこのセクションにスカウトされた人物がようやく慣れてきて、それぞれの人物がどのしてここにいるのかが徐々にわかってきます。トップにいる警視正は生きているときにはあまり不自然なことには興味のない人物であったことがわかります。主人公が残された家族奥さんと娘に会います。前総理が悪魔(地獄の犬)によって殺されてしまう状況を見たことから、「赤バッジ」といわれる連絡係の刑事がどうして悪魔付きになってしまったのかもわかります。2025/07/24
タイ子
117
シリーズ第3弾。これでミカヅチ班のメンバーの正体が分かってきた。相変わらず三婆ズの掃除っぷりは鮮やか。というか、よく分からない状況を読むわけだから想像しながらだけど、これまたあまり想像したくないホラーなわけで…。では、何でホラー作品を読んでるのかと言われればやはり内藤さんの書く異能な人たちの心の中だったり、繋がりに興味があって止められない。切なかったのは折原警視正の妻と身重の娘に怜が偶然出会ったシーン。警視正はとっくに幽霊になっていて怜の上司だが、家族にとっては亡き人なのだから。気になる扉の中、いつ判明?2023/04/12
ケイ
107
陰陽師とダレン・シャン(イギリスだけど)と合わさってきたような話だな。悪魔との約束は本当に恐ろしいのだ。ファウストしかり。しかし、この舞台は日本だから、起死回生もあるかもしれない。オーディブルでシリーズ3作。いいところで終わってしまった。この後はどこまで続いていくのだろう2024/01/22
はにこ
97
禍々しい怪奇を隠蔽するミカヅチ班。怜もだんだん馴染んできている。どら焼きぼっちゃんのネーミングセンス、ついつい笑ってしまう。今回はミカヅチ班の警視正と赤バッチのことに焦点が当てられている。異能が無かった二人が能力を得た経緯は悲しい。普通は異能なんて無いものね。それ故に怜が異能を持って生まれてきた謎も気になる。グロくてキツい職場なのに、三婆ズの存在が良いよね。キムチの匂いに格闘しているメンバーにほっこりした。2023/11/18
キナコ
85
シリーズ3巻。面白くって一気読み。亡くなったあとも仕事する先輩方よ。結構登場人物たちの性格や能力がはっきりとしてきたかな。赤バッチの背景も悲しすぎる…また安田くんの能力や出生だけが謎すぎる。今後の展開も読めないし、早く続編が読みたい。2024/04/08
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