講談社タイガ<br> 黒仏 警視庁異能処理班ミカヅチ

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講談社タイガ
黒仏 警視庁異能処理班ミカヅチ

  • 著者名:内藤了【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 講談社(2024/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065350508

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内容説明

銀座で惨劇!
犯人は、被害者の耳を食べていた。

異常な事件を処理する大人気警察シリーズ第5弾!

☆☆☆
東京銀座白昼に無差別殺傷あり。男は被害者の耳を食していた。

警視庁の秘された部署・異能処理班に、レベル4の「移動する怪異」が持ち込まれる。
霊視の青年・安田怜は犯人が所有していた石仏を追うが、
警官による上司射殺事件が起こり――。

地霊により怪異が活発化を見せ、怜は自らの能力を自覚する。
ミカヅチ班もまた変わらずにはいられない。
警察×怪異ミステリー第五弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

72
銀座で無差別殺傷事件発生。刃物を振り回す男の肩に黒い物体が見える。そして、男は被害者の耳を食いちぎり食べている。これぞミカヅチ班の出動。ミカヅチ班とは世の中で起きる怪異事件を隠蔽する部署。犯人の肩にいる黒い物体とはなんぞや?チームが調査をすればするほど謎は深まる。民話の里、岩手に謎を解くカギを見つけた赤バッジ・極意と怜の二人。彼らが見つけた怪異の元。ここから一気にSFの世界(もっとも本作は全てがSF)とうとうミカヅチの部屋にある謎の扉が少し開いた。向こうから覗く…ぎょえっ!臭いまで漂ってきそうな第5弾。2024/04/27

眠る山猫屋

52
今回はまるまる“黒仏”というひとつの怪異へ挑むミカヅチ班。おぞまし過ぎる事件、狂気の来歴、どす黒い正体。削ぎ落とした被害者たちの耳を頬張っていた・・・発端の通り魔事件から怪異の正体へ肉薄していく展開、手に汗握るってヤツ。赤バッチさんとのバディも相性良いようで(途中とんでもない失敗もあったが)、悪魔との取引も何とかなるとよいのだが・・・。2024/04/17

sin

51
これは次に来る関東大震災を暗示する物語だろうか!?怪異が起こした事件を人が起こした事件に偽装する警視庁の研究機関『ミカヅチ』そのチームリーダーが霊体であることからして霊や妖物あるいは悪魔までもが有りきの物語だが、「誰もいない森で倒れる木は音をたてない」とでもいうのだろうか?一般人に認識させないことで怪異そのものの存在を無いモノにする?それでも被害の事実は残ってしまうのだから、彼らが秘匿する扉が開いたときにはそこに封印された怪異の実態は隠しおおせたとしても広範囲に及ぶ被害を避けることは出来ないかもしれない。2024/04/26

はつばあば

45
いつまでも積んでおいては勿体ないと。怜くんがいつの間にか立派になって婆は嬉しいよ・・😭。ミカズチ班の下っ端だけど日々努力をして真理明ちゃんにも天使と思われて極意さんの心の負担も減らしながら・・千里を駆けて幽世にも行ってこられるのですから。銀座とか東京、無差別殺人が多いようですがそれが皆祟りとかじゃ怖いですよね。ましてや黒仏なるもの、人が望んで作った悪霊。「外面如菩薩内心如夜叉」とは昔から言いますが、益々人の裏側が怖くなりました2024/04/23

papako

39
楽しみに待っているミカヅチシリーズ最新刊!だんだん不穏な事件が増えてきて、扉まで開きかけた。怜は周りを巻き込んで猪突猛進だね。この作者のシリーズは、ちゃんと着地点が準備されているから安心して読める。今回もですよね?2024/04/26

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