内容説明
川崎市は、エリアによって表情がくるりと変わる。
川崎駅を中心とする川崎市南部は川崎臨海工場地帯を擁し、高度経済成長期に県外から多くの人々を呼び寄せた。その結果、現在も駅西側には巨大団地、東側には飲み屋街やドヤ街、海側には多くの外国人が息づくエリアも。来るもの拒まずだった“労働者の街”は、さらに多様性のある街へと進化を遂げている。
一方、武蔵小杉・新丸子はベッドタウンとして威厳を放つ。2000年代後半から再開発が進み、人口がぐっと増加。それに伴い新しい店も増え、独自のカルチャーが芽吹いている。さらに溝の口は、駅前こそブレイキンの聖地として一躍名をとどろかせたが、老舗が連なる名商店街も健在。“住みたい街”として、町おこし活動も推進中だ。
豊かな表情の裏には、喜怒哀楽に満ちた人々の営みがある。思いをはせて、散歩しよう。
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