内容説明
どこまでも続く商店街にネオンきらめく繁華街。町工場に銭湯と、昭和の風情いっぱいの蒲田。かつて行楽地として栄えた空気を残す海側と、ちょっぴりハイソで文化の薫る山側の2つの顏を持つ大森。池上本門寺をはじめとする寺社仏閣に見守られ、多くの参拝客を受け入れてきた門前町・池上。いずれも「懐かしさ」にあふれる街だが、一歩を踏み出すと、新しい人やモノも溶け込んでいることに気づく。彼らと話をしてみれば、気さくで人情味あふれる人ばかり。その時あらためて思う、本当の「懐かしさ」は「人懐っこさ」からくるのではないかと。ここには昨今、失われつつある人と人とのリアルな交流があり、それが街の鼓動となっている。懐かしくても新しい、新しくても懐かしい、温もりあふれる城南のホットタウンに繰り出そう。