電撃文庫<br> 恋は双子で割り切れない3

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電撃文庫
恋は双子で割り切れない3

  • ISBN:9784049141405

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内容説明

三人の関係が再びうまい具合に収まればと、大人な私は二人のほつれをほどいてあげた。自分の本音に蓋をして――そのつもりだった。だけど、二人はそんな私の想いを汲んではくれなくて、胸のうちを曝け出してなるものかと思っていたけれど、無理だった。耐え切れなかった。
 もう我慢なんてしない。私は私のやり方で純君の時間を拘束する。手始めに、部活を作る。うん、悪くない。だから、これからは今までみたいに優しくしてあげないからね、お姉ちゃん。
 なんて考えていたら、琉実がバスケ部の男友達に告白されたとかなんとかで、また純君の気持ちをかき乱すような厄介事を持ち込んできて……だるっ。
 私の邪魔したら、許さないからね。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナギ

55
部活を作ろうとする純と那織。バスケ部の男子から告白される琉実。という構図から進む今回のお話。第三者が絡んできて自分の気持ちに気づくという王道パターンなのは良いし、作風に起伏があるのも大好きなんですが、アダ名呼びが誰かわかりません。おじさん、教授、先生、部長…これ誰なのか。おそらく初巻では説明あったんだと思うんですが、以後説明ないのでわからず読んでます。どうせ大筋に絡まないからモブって思ってます(笑)人の名前を上(苗字)で呼んだり下で呼んだりするのもわかりにくい。表現したい事はわかるんですけど→2022/10/27

よっち

37
自分の本音を隠しきれず、純や気の合う仲間たちと密かに新たに部活を立ち上げる準備を始めた那織。一方で琉実は純の友人でもあるバスケ部の男友達に告白される第三弾。自らの想いに耐えきれなくなってきた那織の決意。純に止めて欲しいと願ってしまう琉実。めんどくさい双子への想いを自覚しながらも決断にはもう少し時間が欲しい純。何だかんだで琉実には甘い那織という構図で、でも着実に距離を詰める抜け目なさもあって、これは周囲からしたら何やってんだって展開ですよね(苦笑)けれど純の思うようには待っていてくれない急展開が楽しみです。2022/01/08

オセロ

30
面白くない訳ではないのですが、ここまで3人の関係に進捗がないと流石に飽きてきた、というのが正直なところです。2022/01/10

わたー

28
★★★★★3人が3人とも相当に拗らせていて、それ故にどんどん泥沼にハマっていく感じが堪らなく好き。琉実には内緒で純を含めたメンツで部活を作ろうとする那織。琉実は琉実で純の友人でもある男子に告白されて…といった内容。煮え切らない純に対し、琉実は精神的に、那織は肉対的にアプローチをかける。その等身大のめんどくささが、ラブコメを読んでいる感を強く印象付けていてグッド。恋の駆け引きにも満たないような児戯とそれがもたらした結果に2人とも満足していたが、結局、大して進展していないのにチョロいなあと思ったり。2022/01/13

nishiyan

23
純との時間を作りたいという意図もあって部活を立ち上げようと動く那織。一方、琉実は純の友人でもある男子バスケ部の瑞真から告白される本巻。旗幟を鮮明にした那織はぐいぐい純に迫るも…。琉実は瑞真からのアプローチもあって、ようやく純たちとの関係をはっきりさせる覚悟を決めるに至ったのはよかった。相変わらずはっきりしない純だが結論を先延ばしでいくのはあんまりかと。そして那織の最後の一手はあまりにも悪手すぎるのもいただけない。彼女の慎重過ぎる性格がそうさせたとはいえ…。ここから三人の関係はどう動くのか。気になるところ。2022/01/17

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