内容説明
鬼才・甲田学人が贈る、悪夢のメルヘン完全版。
この世界の怪現象は全て、神の見た悪夢の泡である。集合無意識の海から浮かび上がった悪夢の泡は、個人の恐怖と混ざり合い、歪んだ「童話」となって現実世界に溢れ出す。
凄惨な過去を抱え悪夢と戦う時槻雪乃。普通であることが信条の白野蒼衣。二人は〈神の悪夢〉を滅ぼすため、想像を絶する物語を追い、その悲劇を解き明かしてゆく。悪夢が作り出した『灰かぶり』と『ヘンゼルとグレーテル』。その恐怖と結末は。すべての起源に迫る奇書『マリシャス・テイル』初収録の完全版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
38
久しぶりに断章のグリムの世界に浸りました。2025/03/07
CPT
12
「ほうかごがかり」からのにわか。グリム童話をモチーフにした怪異は絶対に大好物なんだけど、カロリー高めの文章が怠くてなかなか読み進まない。そして時代を感じるキャラクターデザインがいまいち刺さらない。古き良き背脂チャッチャ系ラーメンのイメージ。20年前に読んでいたら全く違う感想だったと思う。つまらなくはないけどゾクゾクはしない……といった滑り出し。2026/01/25
彼方
10
1、2巻を纏めた分厚いページ数で完全版としてMW文庫で断章のグリムが復活。大人になってから読むと雪乃のうるさい、殺すわよ!が子供過ぎて微笑ましすぎるなぁ…。やや厨ニを感じる横文字はくどいものの、普通を愛する蒼衣が悪夢に巻き込まれていく過程とどうしようもない結末、破滅的な力。童話やキーワードのモチーフを考察する事象の推移、トラウマが発現するメルヘンホラーバトルは今読んでも惹き込まれますね…。灰かぶりの終盤はやっぱり…かなりグロテスクな描写が痛々しすぎてキツイのですけど、雪乃と蒼衣の関係性が本当に好きすぎる。2025/03/04
白火
10
楽しみに待ってました!今のところはそこまで大幅な加筆が加わってるわけではない…かな?と読了。ところでマリシャス・テイル、思ってたより内容やばいな…?(わくわく)2025/02/26
栗山いなり
9
怪現象に立ち向かう者達の戦いを描いた電撃文庫で出版されたホラー小説の新装版。小説2巻分を1巻に収録しただけに大ボリュームだなと感じた。にしてもこの作品ここまでは電撃文庫版も読んでたんだけど改めて救いの無さってのが印象的(特に雪乃に関して)。ここからは未知の領域だがどうなるか2025/03/29




