内容説明
この家に入った者は、茨に絡めとられて死ぬ。
夏休みが始まり、雪乃とできるだけ長く一緒にいようと目論む蒼衣。だが、〈泡禍〉解決のために遠方の街に赴いた雪乃と颯姫が戻ってこない。異常現象により外界と隔絶された真喜多家の邸に閉じ込められているのだった。
死んだ姉と同じ名前を付けられた真喜多莉緒。何度死んでも異形となって生き返る母親。単身で救出に向かった蒼衣が邸内で目撃する真喜多家の悲劇と、事の真相は――。
『ほうかごがかり』の世界を予見した『マリシャス・テイル』を書き下ろし収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
栗山いなり
8
怪異事件の解決に挑む人々を描いたホラー小説シリーズ第6巻。やばかった…。現時点でこのシリーズ一番の強敵だったと思われる今回の怪異現象との戦いは読んでてめっちゃハラハラしたしシリーズお馴染みの要素がより鮮明に頭に残った2026/03/29
龍田
6
地獄みたいな出れない家に閉じ込められた雪乃の支援に来た白野。雪乃さんの断章はリストカットだから長期戦は不利。白野は物語の配役を理解しないと発動しないから時間が経つにすれ悲惨になる。今回もグロい、痛そう。良い奴ほど、残酷に死ぬ。断章以前に死んだ姉の名前、人生をやり直すように強制するのも残酷だな。赤ずきんで登場したキャラも何故か復活。可南子さんの正体って他の人は知らないのか。2026/03/26
🦀
2
「いばら姫」編。これまでで1番壮絶で最悪。重合体恐怖症の身としては文章で表現された「芽」の描写を想像するだけで鳥肌がたった。蒼衣くん含めて誰もがもう心身ともにボロボロなのに、折れずに怪異に立ち向かう姿はどこまでも苦しくも気高い物だった。2026/04/13
よねはら
2
開始早々に地獄絵図なせいで、最も痛く最も酷い有様に。雪乃の断章は性質上持久戦に向かず、蒼衣の断章は、泡禍の解釈が複雑だったり隠蔽されたことが多いと発現に時間がかかり事態が悪化しやすい。2人の弱点ががっちり噛み合ってしまった事件となりました。これまでも円満解決・大団円とはなってませんが、1番悪い結果かなと。2026/03/17




