内容説明
「赤ずきん」が犯した、罪深き所業――。
田上颯姫の妹・瑞姫が住む街で起きた女子中学生失踪事件。怪奇現象「泡禍」解決の要請を受けた雪乃と蒼衣を待ち受けていたのは、敵意剥き出しの非公認騎士・馳尾勇路だった。失踪した少女の知人でもある彼は、二人を出し抜き単独で解決するために奔走する。だが「泡禍」は静かに新興住宅地を蝕んでいき――。
赤ずきん、お婆さん、狩人、狼。『赤ずきん』の登場人物に見立てられたものたちの正体を見破れるか。すべての起源に迫る『マリシャス・テイル』初収録の完全版・第3巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
CPT
10
一気に読み進める。知らぬ間に”泡禍”が日常を浸食していく怖さ。「赤ずきん」にまつわる恐怖を「罪の露見」と解釈するのはおもしろい!四野田さんと勇路の対峙、ラストの風乃の焼き討ちが絵的に印象的。雪乃がポンコツに思えてきた。おなじみの蒼衣と神狩屋の泡禍を考察する問答はおもしろい。だけど、ちょっとファットで読むスピードが上がらない。まだまだ頑張って読み進めてるという感じ。2026/02/01
椎名
9
これまででもトップの被害が出ている赤ずきん。蒼衣の限界が見えた巻でもあり、蒼衣と雪乃のバランスが良くも悪くも不安定な均衡に保たれていることがわかる。颯姫といい笑美といい、一見落ち着いているように見えているキャラクターも確実にどこかが狂っていて、ただ普通の人間のふりをして生きているだけなのだということが顕著に出た内容でもあり、それを隠れた狼たちを燻り出す中で描いてくるのが上手い。2025/05/09
龍田
7
シリーズ3作目のモチーフは赤ずきん。颯姫の妹が住む町で少女の行方不明事件が発生。葬儀屋の能力の怖さを再実感。勇路は正義感が強いと言えば聞こえが言いが面倒なキャラだった。再登場するのかな。今回もエグい描写が多かったが泡禍によるものというより本当に恐ろしいのは人間だよ。グロよりホラーが強かった。2025/06/12
栗山いなり
7
怪奇現象との戦いに挑む者達を描いたホラー小説シリーズ第3巻。まさかあんな結末になるなんて聞いてなかったよーホントに。ネタバレは避けたいから詳しく言えないけど嘘やろーって思ってしまう結末だった2025/05/25
海星梨
6
KU。この巻は辛いよなぁ。全く覚えてないなーと思って読み始めてエミの登場で全部思い出したわ。このエミさんがまた大人の嫌なところが詰まってる人なんだよなぁ。2026/03/06




