出版社内容情報
シリーズ累計25万部突破!絶好調の戦国サバイバル小説、最新刊!
内容説明
1577年。宿敵・足利義昭の挙兵から一年、義昭を擁する毛利家との戦に意欲を燃やす基綱は高松城を攻めることに。今回の作戦は水攻め。地の利と天気を生かした奇策で敵軍の打つ手を奪っていく。また、今回の戦は元服を済ませたばかりの長男・堅綱の初陣である。尊敬する父の役に立ちたいと緊張が止まらない―そんな彼に与えられたのは意外な任務で…?息子よ、強く逞しくあれ!新時代天正へ向け、父から子へ想いを繋ぐ戦国サバイバル小説、最新刊!書き下ろし外伝+漫画:もとむらえり描き下ろし4コマ漫画、コミックス3話を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
87
毛利家との戦いも史実以上の領土割譲にて終結。総大将である基綱が合戦に参加している違いか。九州では義昭を擁した島津家が躍進。大友家は朽木家の増援まで粘れるのか。一方、関東では北条攻めを行っている織田家に悲運が重なり撤退。徳川の動きや如何に。戦乱の中、毛利戦の終わった朽木家では出産&結婚と慶事が続く。表紙は偉大な父を追う息子と水攻めを掛け合わせたのだろうが、どのシーンか探してしまった。キャラも多いので挿絵には人物名を入れてほしいと思ったり。2020/09/04
ナギ
35
毛利を降伏させ決着。九州では島津が台頭、東では織田が窮地に……四国長宗我部を残してるのが後々にダメな意味で効いてきそう。私なら九州より四国平定を優先するかな。そうすれば九州征伐に四国組を使える。2022/01/06
こも 旧柏バカ一代
33
将軍家と一向宗を西側に追い出す目処が立ったと思ったら、、東側で激震が走る。組織が大きくなっても跡取りで失敗するシーンが多いこの作品。主人公の息子も、、2020/09/22
すがはら
16
扉絵で察しはついたけど信長はお株奪われたままでした。秀吉はどこかで浮かび上がってくるのでしょうか。家康はこの世界でもしぶとく狸親父で先が楽しみです。もう登場人物多すぎて武将も公家もこれまでの経緯を整理できてませんが何となくで流れを楽しめば良いやと開き直りました。息子の悩みつつの成長が頼もしいです。2020/08/23
さとうはるみ
10
本の内容にいい・悪いを判断しているのは自分だと気づかされた1冊。徳川家康さんの恐怖と苦悩がとても実感できた。確かにこのままでは殺されると危機感を抱き北条と手を組むのはわかる。それぞれの人がそれぞれの思惑の中で動いているのがよくわかる。主人公の嫡男が熱心に学ぼうとしているのはいいなと思った。自分もかくありたいと思う。素直に本から人から学んで行きたいと思う。2022/12/22