文春e-book<br> 独裁者トランプへの道

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文春e-book
独裁者トランプへの道

  • 著者名:町山智浩【著】
  • 価格 ¥1,800(本体¥1,637)
  • 文藝春秋(2025/01発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163919324

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内容説明

アメリカ現地を取材した迫真のルポの数々
「トランプ再選までの400日」。
分断が進むアメリカのリアルを現地から報告!

ドナルド・トランプ前大統領はカマラ・ハリス副大統領がアメリカ史上初の女性大統領になるのを阻止した。ヒラリー・クリントンに続いて2度目だ。 さらにトランプはクリーブランド大統領に続いて2人目の、一度下野して返り咲いた大統領になった。史上初の刑事事件で起訴されたまま当選した大統領になった。民事裁判で性的暴行犯と認定されて再選された大統領になった。議会襲撃を扇動して警察官を死なせたのに再選された大統領になった。
そんな彼をアメリカはなぜ選んだのか? そして彼はこれから何をするのか? 
(本書「特別現地ルポ  トランプで始まる『シビル・ウォ―』」より)

週刊文春好評連載「言霊USA」
澤井健のイラストを完全収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sam

47
前著「ゾンビ化するアメリカ」に続く一冊で、2024年11月までの1年分の連載をまとめたもの。リベラルの立場からトランプ(とトランピストたち)をぶった切っていく。最後の回で「トランプ再選ならず!ざまあみろ!」と書きたかったのだろうな。もっとも混迷しているのはアメリカだけではないわけで、どこかで書いたけど地球を覆う勢いだったグローバリゼーションが退行し、民主主義は権威主義の脅威に晒され、国家主権ですら「テクノ・リバタリアン」(™橘玲)に翻弄されようとしているいま、世界がどこに向かっていくのか心配でならない。2025/03/03

紅咲文庫

25
こんな罵詈雑言がアメリカの政治家達の言葉なのか。読後感はもう灰色を通り越してドブ川の色。イーロン・マスクはほんとにあんな悪口まき散らしてトランプに媚びてるのか。イーロン・マスクがウクライナのクリミア半島攻撃を止めたことは彼の自伝で驚きながら読んだけど、ロシアに加担していると思われているのか。それがほんとだったらとっくにもっと決定的なことできてると思うけど。町山さん、ポッドキャスト『アメリカながれ者』で関税の影響で株価暴落、年金がふっとんだとか暗い声で話してるのも聞いているけど今回は特に辛かった。2025/05/08

Sakie

18
トランプが再び大統領になる直前まで。町山さんも期待していたトランプの収監は実現しなかった。どころかアメリカ人は大統領にまた選んでしまった。あれだけ犯罪行為や誹謗中傷を垂れ流しておきながらおかしいだろう!と私たちが憤る、その感覚とは全く違う受け止めを持って、トランプに投票した人がたくさんいたという事実は、再びこうしてトランプとその仲間たちがしでかした事々を振り返ったとき、重たく考えさせられる。より深いところの社会的背景や、日本人には理解しづらい社会的通念があるのだろう。取り急ぎPaypalは解約した。2025/04/14

アーク

7
去年のアメリカ大統領選挙の結果は読む前から分かっていたけれど、それに至るまでの民主党の迷走とかトランプの暴走とか、背筋が寒くなるようなアメリカの政治の混迷ぶりが伝わってくる。そしてトランプ大統領が誕生してからその暴走ぶりはますます酷くなっている。民主主義という言葉が空しくなるようなアメリカの現状を憂いたくなる。2025/03/12

Myrmidon

6
町山さんのアメリカ現地レポートシリーズ。トランプ勝利が確定した直後の出版であるため本書の後半は選挙結果が出る前の内容となっているが、カマラ出馬直後の盛り上がりは現在から見ると虚しく悲しい。本書の最後でも触れられているが、「アメリカ内戦」が本当に現実味を帯びてきていて辛い。もっと言うと、「内戦になった方がマシかも知れない」とさえ思える状態が現在地なんだよなあ2025/03/07

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