内容説明
「紅霞後宮物語」の名脇役たちにも唯一無二の人生があった。
死を目前にした賢恭の病床に現れた清喜は、彼と過去を語り合う。
清喜は幼い頃の自分は根暗だったと言い……。(「清喜と賢恭」)
後宮の重鎮、梅花と麗丹の初対面は険悪なものだった。梅花の知られざる過去も明らかになる。(「梅花と麗丹」)
さらに後宮を出た後の小玉のもとに、あの人が尋ねてくる。そして迎えた本当の結末とは――。
大人気シリーズ「紅霞後宮物語」名脇役たちの物語と最高の幕引きを含む、珠玉の短編集。
【電子特典付き】巻末に『流蘇の花の物語 銀の秘めごと帳』試し読み付き!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
30
これで本当に完結!と思わせてくれるお話の集まりでした。清喜や明慧といった、小玉を支えてくれた面々の懐かしい姿が見れたり、頼りになる女官であった梅花と麗丹の昔話があったり…。久しぶりに明るい雰囲気が楽しめました。小玉の最期は…個人的には無くても良かったかな。でも、幸せが分かったから良いのかなぁ…。2024/06/17
はなりん
20
脇キャラ達の生い立ちなどが語られた巻。沈賢恭の想いがそこまでのものと思わず意外でした。最後の今も、見たかった景色なんだなぁって思えて、小玉は幸せだなぁって思いました。2024/01/03
毎日が日曜日
10
★★★2023/12/13
史
8
それは歴史書には残らない。だけど、そこにも人間が生きていた。そんな過去を軸とした短編集。2023/12/21
万論
8
中幕と言うだけあって、周りの人達の過去話。語り口はそのままに「そうだったのか」と思わせる内容。そもそも物語として心象風景を軸に綴られていたから、説明が丁寧ではなかった。その補足として追記されたのか、納得の内容。2023/11/21
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