集英社コバルト文庫<br> 華の名前

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集英社コバルト文庫
華の名前

  • ISBN:9784086145442

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内容説明

中国、後漢時代。長沙郡の楚という部族は、武将・孫堅の配下に下ることになった。14歳になった孫策と周瑜は、長沙太守となった孫堅に挨拶に行くが、その途中で賊に襲われる。だが、孫策は賊の首領・芙蓉を見事なまでに打ち負かした。この芙蓉は実は男まさりで剣技に長けた17歳の少女で、しかも孫堅に帰順した賊の一人娘だった。常々、自分より弱い男のものにはならないと豪語していた芙蓉は、敗れた相手が年下で、しかも孫堅の長子であることを知り、それ以来彼のことが気になりはじめて…。

目次

湘水
接触
二度目の遭遇
宴は踊る
行方不明者二名
少女たち
江南の雨は……
糸がもつれる
糸の行方
別れ
東呉夜話 第五夜――弐

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Natsumi

4
図書館

あも

1
かぜ江シリーズの過去編というか番外編第2弾。10歳で出会い前作の中で反発しながらも互いを認め合う関係となった孫策と周瑜。今作では14歳に成長し、アクションシーンも豊富に。長沙太守となった孫堅に挨拶に行く2人は途上、江賊に襲われる。孫策は首領の芙蓉を叩きのめす…が、実は女で、しかも孫堅に帰順した賊・区星の一人娘。男勝りだった彼女は孫策に敗れたことで、恋を知る…周瑜がとても損な役回り(いつもか?)。あと、芙蓉さんは一人称が俺なので、孫策と二人で会話してると、たまにどっちがどっちの台詞か分からなくなり混乱した。2016/06/02

はじめ

1
年頃の女の子がたくさん(と言っても三人)出てきます、かぜこうシリーズでは異色。芙蓉が女の子(作中では「女」「女性」という言葉を使っていたけれど、芙蓉の可愛らしさでは「女の子」かな……?)になっていくのがとてもきれいで、ドキドキする。孫策の天真爛漫真っ直ぐ天然タラシっぷりと、貧乏くじを引かされて毎度ながら大変な目に合う周瑜。爽やかで甘酸っぱい青春だなあ、読んでいて恥ずかしくなってしまった。2014/06/09

mochico

1
あたたかくて、さわやかで。けれど淋しく、切ない。たくさんの死を背負い、天の夢を追って生を翔けた者達の物語。三国志「かぜ江」シリーズ、初恋編。彼等の未来を知るからこそ切ない。遠い、ふたりが当たり前のように呼び捨てで呼び合っていた頃の穏やかな思い出。2009/09/25

amr

0
便宜上「読んだ本」に分類してるけど読んでない。頑張ったけど最初の節しか読めなかった。「三国志してない」「オリキャラかつ俺女」は興味もてなくて無理だった。2014/06/20

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