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内容説明
【電子限定!雑誌掲載時のカラー扉&最終話のネーム特別収録!更に紙・電子共通特典ペーパー収録!】
「姉さん、わたしが姉さんの大切なあの子を大切に思ってもいい?」
槙生が朝と暮らして2年半。
他人との関係に縛られずに根無し草のように過ごしてきた槙生にとって、気づけば朝はだいぶ近しい存在になっていた。
朝の人生にどこまで立ち入っていいか悩み、朝を置いて死んだ姉に思いを馳せる。
保護者として、大人として、槙生は朝の未来に何を思うのか──。
わたしたちの“これから”はどんな海へ?
終幕の向こうへ漕ぎ出す最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
74
なんかよくわからなかったけど、泣けた。槙生さんが人に対する感情を持ったのは、彼女の創作にとって良いことなのか悪いことなのかとか、本筋と関係ないことを考えてしまいました。2023/08/08
ネギっ子gen
72
なかなか手に取ることができなかった。受け入れたくない……最終巻……。1巻からずっとずっーと、次の発売日を待っていた。のに、終わってしまった……。ん……この、ナンカ胸にぽっかり穴が開いたような感じ……。好きだったのに……。言葉が。絵が……。なのに……。ああ、なのに……。ただただ、もう、ただ……ああ……好きだった…… 【「すき」だけじゃ言葉足んないな。全然足んないな。でも結局「好きだ」以外に何も言葉がない】2023/08/17
kayo
60
最終巻。言葉を尽くしても足りないことがあるし、足りなくても伝わることもある。言葉を操るのが仕事の槙生の言葉は難しくまどろこしい。姪の朝を憎からず思うのに、仲の悪かった姉への遠慮や抵抗が、砂漠を抱える朝の心を埋めるまっすぐな愛の言葉を隠す。そんな槙生の不器用さや凝り固まった槙生の心を、朝が少しずつ解放してきた。衛星のように衝突せず離れずの距離を保ち、軌道を逸らさないでいる関係というのが槙生と朝のお互いを救っている。最後の槙生の詩は美しく涙腺が緩んだ。複雑で繊細な心の襞を描いてくれた作品でした。2023/08/08
桃
55
あぁ、もうなんなん。ほんと愛。要約すると愛。でも、「あいしてる」じゃ言葉が足りないってほんとそう。小さな門出に寄せた詩、もうあの詞に行間にみっちみちに詰まりまくったコトバは「あいしてる」じゃ表現しきれない。しかもそれを朝に直接渡さずコラムに載せたことも知らせない槙生さん、ほんと槙生さんだし。不器用さん。朝と槙生さんの物語に出会えて本当に良かった。ヤマシタ先生お疲れ様でした。次作をとても楽しみにしています。2023/08/11
ミナミナミ
42
完結の11巻。良かった… けど、終わってしまったのか… とちょっとロスる感もある どう思うか、何を感じるか❓ は「その人なりでいい」という構造なので、今自分がどこにいて、何を考えているか? で、感じ取ることがまるで違うような気がする 自分はもう朝さんの母親よりも上の年代なので やっぱり朝さんの立場では読んでないし、もう少し将来の槙生さんやその友人たちに思いを馳せている部分もある 最近なんとなく心細いところがあるのだけど、その点勇気づけられた2023/08/09