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内容説明
【電子限定!雑誌掲載時のカラー原画を特別収録!】35歳、少女小説家。(亡き母の妹) 15歳、女子中学生。(姉の遺児) 女王と子犬は2人暮らし。
少女小説家の高代槙生(こうだいまきお)(35)は姉夫婦の葬式で遺児の・朝(あさ)(15)が親戚間をたらい回しにされているのを見過ごせず、勢いで引き取ることにした。しかし姪を連れ帰ったものの、翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。槙生は、誰かと暮らすのには不向きな自分の性格を忘れていた……。対する朝は、人見知りもなく、“大人らしくない大人”・槙生との暮らしをもの珍しくも素直に受け止めていく。不器用人間と子犬のような姪がおくる年の差同居譚、手さぐり暮らしの第1巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
93
絵柄、内容ともに好み。急逝した姉の、内縁の夫の連れ子である朝を勢いで引き取った人見知りの小説家、槙生。物語は15歳の朝の視点で進められる。何気ない描写が良し。両親が事故死。そこで小さい頃に会ったきりの二人は、警察署で再会。こういうケースは解剖の手続とかあって、ぐったりした感じで署を退出。お腹も減ったということで、カフェへ。セルフの店なので、槙生は注文したものを自分で持って席に。さぁ軽く食事を、てなことでコートを脱ぎ、長い髪を後ろにまとめ、腕にあるはずの髪ゴムをと見れば、腕にない! この一連の描写いいね。⇒2020/10/27
きらり
86
【あなたの感じ方はあなただけのもので誰にも責める権利はない】 巻が進むごとに、主人公・槙生にどんどん魅了されていき、この物語の世界観の虜になってしまい、また1巻から読み返したくなるマンガであった。35歳小説家と15歳少女。世代も性格もかけ離れ、なにもかも理解し合えない2人が、少しずつ、本当に少しずつ歩み寄っていく姿がとても愛おしい。2024/03/24
masa@レビューお休み中
70
ずっと気になっていたヤマシタトモコさん。ふと、本屋で平積みになっているのを見て、タイトル買いしてしまった。いいなぁ、この世界観。なんとなく『海街diary』に似てるのかなと思ったけど…。微妙に違う。こっちの方が明るくない。ねっとりしてる感じ。作家と高校生。突然はじまった女二人暮らし生活を描く物語。朝が号泣したときに、槙生がかける言葉にグッときてしまった。これは続けて読む。他の彼女の作品もすごく読みたくなってきた。オススメあれば教えてください。2017/11/13
イスタ
68
こちらの漫画が新垣結衣ちゃんの主演で映画化すると知って。読み始めたら とても良かった。久しぶりに いいなぁと思える漫画。槙生の一つ一つの何気ない言葉、だけど きっとすごく考えた上で出てきた言葉たちが素敵。朝ちゃんのことを決して踏みにじらない槙生。「すごく言葉を選んでくれた感じがする。いかにも心配そうに聞くにも何でもないふうに連絡するのも難しい。最近どう?ってその全部を頑張って詰め込んでくれたみたいな そんな感じがする。」2023/06/06
ままこ
61
以前kindle unlimitedで読了。不器用な槙生と両親をいっぺん亡くした子犬みたいな朝。性格がまるっきり違う叔母と姪の共同生活。正直で不器用な優しさが心地よくシリーズ通して読みたくなった。2024/01/28