双葉文庫<br> 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義

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双葉文庫
三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義

  • 著者名:井原忠政【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 双葉社(2023/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575671490

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内容説明

ついに侍大将、と喜んだのも束の間、思わぬ横やりで足軽大将に据え置かれた茂兵衛。徳川家で生きていくのは甘くない。そんな折、秀吉の惣無事令に従うため「真田との和睦を天下に示す策を述べよ」と家康に命じられる。思わぬ無茶ぶりに四苦八苦するうち、本多平八郎の娘・於稲と真田昌幸の嫡男・源三郎の婚姻が持ち上がったから、さあ大変。当然のように平八郎の説得を押しつけられてしまう。はたして茂兵衛は、家中きっての「真田嫌い」の猛将を陥落させることができるのか!? 戦国足軽出世物語、難攻不落の第11弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

297
特に大きな展開はないのだけれども、個人的に楽しみにしていた平八郎の娘と真田信之の婚礼がメインの巻。思い切り真田嫌いに描かれていた平八郎が、娘を送り出すまでにどんなハチャメチャをして楽しませてくれるのか期待していた。割りと笑える場面はコンパクトにまとめられていて、羽目をはずしすぎない程度に納まってはいたものの、まぁ満足。いよいよ小田原遠征が近づいてきて、前の巻でチラッと出てきた北条の面々も再登場するのか、好漢に描かれていただけに、どんな畳み方をするのか予想がつかない。まだまだ先は長そうで嬉しい。2023/04/10

ねこ

131
三河雑兵心得11巻。茂兵衛、侍大将になると思いきや足軽大将のまま。残念!但し百人組頭として鉄砲隊百人、小荷駄隊百人、弓隊徒士隊百名で合計三百人の頭になる。役職こそ足軽大将なれど実務は侍大将。戦場で誰の指揮命令も受けられない時、徳川に有利な判断を独自に決断しなければならない。本田正信の言う茂兵衛の「一本立ち」が描かれていて清々しい。茂兵衛の白羅紗の陣羽織に8歳の娘、綾乃が刺繍したくだりは思わずホロリ。今後どう成長していくか楽しみ。そして「紅葉」ことその母親の綾女は今でも茂兵衛にゾッコンのまま。12巻が楽しみ2023/06/01

のり

107
出世する「茂兵衛」は相変わらず妬みの標的になるし、主君「家康」から当て馬として利用される。「秀吉」に対する徳川の立ち位置も定まりきらないままにいたが、「平八郎」の娘の婚姻相手が「真田」家に決まり方向性が見えてきた。真田嫌いの平八郎の喚き振りは最高だったが、押さえつける茂兵衛は命がけだ。水面下の策略で遂に「北条」潰しの気運が高まってきた。次巻も楽しみだ。 2024/10/20

みゆ

79
表紙の茂兵衛、カッコいいー(≧▽≦) でもこの立派な陣羽織が仇になろうとは。確かにこの格好じゃ足軽たちからは雲の上の人。部下たちと壁が出来たと嘆く気持ち分かります(^-^; 百人組頭になったものの、秀吉の惣無事令で戦いは禁じられ、狸オヤジたちの政治的駆け引きにいいように利用され、なかなかスカッとは行きません。茂兵衛の愚痴に(゚ー゚)(。_。)ウンウン!しながら次巻を待ちます!2023/06/10

はにこ

78
出世しそこねた茂兵衛は相変わらず良いように使われている。それでももはや100人の手下がいる。策士な真田家の婚姻に追従した茂兵衛は今度は真田家の戦にも。。次は北条家の最期の場面かしら。娘の刺繍に救われた茂兵衛。親を呼び付けする変わり者だけど慈しんで下さいな。2023/07/28

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