内容説明
秀吉の命令により、北条氏の旧領である関東に移封となった徳川家。家康に従い、一族郎党を引き連れて江戸にやってきた茂兵衛だが、辺りは葦が生い茂る湿地ばかりのうえ、あちらこちらで土を掘ったり埋めたりと喧しい。そんな中、陸奥国、南部家の家臣、九戸政実が秀吉の奥州仕置に異を唱え反旗を翻した。井伊直政の寄騎として出陣することになった茂兵衛は、家康から例によって難題を押しつけられる。戦国足軽出世物語、反乱勃発の第十三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
136
三河雑兵心得も13巻。茂兵衛も三千石の領主で表紙も凛々しい姿だ。綾女との再会も果たし、駿府から江戸への46里(186キロ)に及ぶ引っ越し。辰蔵家(10名)、丑松家(10名)含め120名の大引っ越し!半月がかりでえらいこっちゃ!そして、茂兵衛は、みちのく衆との再仕置軍で戦。おまけに家康からは「表面上は働いているように見せかけてその実なにもするな」と無理難題。やってられないなぁ。…今この感想を書いてるのが東京から名古屋に向かう新幹線の中。現代は新幹線で約1時間半。当時は引っ越しのサカイも無いしみんな大変だぁ。2024/05/03
しんごろ
125
前作で綾女と出くわした茂兵衛。わかっちゃいるが想い出は想い出のままに。江戸に移封となった家康。当然、茂兵衛も江戸に。隣の家に服部半蔵が。これから、半蔵との関係が気になるところだね。さて物語は奥州は陸奥国遠征ということで、出たよ家康の無茶振りが。茂兵衛のボヤキが当然増えるよね。自軍の人材育成も考えなければならないし大変だ。ボヤキは多いが、蒲生氏郷、井伊直政、とはよい関係になりそうだ。ラストは、これが侍魂というべきか。悲しくもあるが格好良くもあった。まだまだ苦労が絶えないと思うが、茂兵衛よ!頑張れ〜!2026/05/31
榊原 香織
117
シリーズ13 すっかり出世したなモベエ 奥州仕置きで東北へ。九戸政実の反乱を鎮圧に。 井伊直政と蒲生氏郷がめっぽう気が合う、て、ありそう。 まあまあ面白い。出世する前の方がもっと面白かったが2024/08/22
のり
99
前作で「綾女」とのまさかの再会を果たした「茂兵衛」達の事が気になっていたが、意外に素っ気なかった。時がない事もあり仕方なかったが、本音も解り良かった。領地替えで江戸に移る事になった徳川家の大所帯。生半可の事ではない。さらに「秀吉」の奥州仕置に反感を持った「九戸」征伐の為に大軍で押し寄せるが…「秀次」の凡庸が目に付く。義に欠ける行いには幻滅。今回も大変なお役目だった茂兵衛。2025/05/05
はにこ
87
茂兵衛たちは江戸に転居。徳川一門の引越し。想像するだけでもすごそう。まだ発展途上の江戸に住むって大変だっただろうな。水を毎日運ぶ苦労を想像した。茂兵衛たちは九戸討伐のために東北へ。殿の無理難題のお題を何とかクリアできたのではないかな。戦場に立つ辰蔵がいないのがさみしい。2024/03/14




