鬼ゴロシ 9

著者名：河部真道【著】

日本文芸社（2022/12発売）

• ISBN：9784537145816

内容説明

秩序という名の緊縛で雁字搦めになった新条はその反動で再び壊れ出す。

絡み合うそれぞれの思惑。
鬼面組の婦人会はりょうへ思わぬ直接行動に出る。

「坂田周平があなたの父親なのよ」

突如告げられた真実に、１５年の呪縛はどう応えるか。
彼女の物語の転換点となるか…！

僅かな平穏は破滅への前触れ。
禁断の鬼憑サスペンス第９巻！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[hannahhannah]

予想通り表紙は稲荷のインカーネイション。次巻は天狗か翁か。彼に捕まった女は殺される前に地獄を見ることになる。稲荷の回想は彼の性質上、残虐度が高い。やっぱりあの人も殺されてたか。静かながらも婦人会、SIOなどが新条、将門とは別の独自の動きを見せていく。将門の西日本の重役たちも出てきて、登場人物が多くて話も複雑だが、かなり面白い。破滅へと着実に進んで行っている。鬼面組は殺しまくる鬼畜集団なのに憎めない良いキャラをしている。Netflixで映像化を希望。曲はTV On The Radioの""DLZ"が良いな。

2023/01/01

[ﾄﾞﾝﾄ]

拘置所でヤクザが2人グッチャリ殺されたり、車が爆発とかしたりするけどまだまだ、まだまだエンジンを温めている9巻。謂わば今はレースのコースがならされ、掃き清められ、そこに標的がゾロゾロ出てきたところ。役者は揃いつつある。状況も完了しつつある？。弓の弦はしなる。だがまだギリギリ台風の目の中だ。もう少しで暴風雨と竜巻と吹雪と稲妻がやってくる。この巻を読んだ方は是非、「イワン雷帝とその息子」で画像検索してみてください。

2022/12/23

[わーぷ]

滝川と神山が手を組み、坂田りょうが覚醒しそう。なかなか話が進まないけど、この先一気に爆発しそうな予感はする。

2022/12/28

[sillyaegis]

高倉山までが初弾だとしたら二の矢はもっとデカいものになるのか。

2022/12/22

[アラキハヂメ]

次の派手な暴力に向けてじっくりネジを巻くように新条と将門の策謀が進む

2023/01/01