内容説明
禁断の恋の行方は。王宮ファンタジー第二弾!
神々から与えられた力を拠りどころとする八家に治められてきた、千和の国。七十年前、八家の一つである天羽家の一族が突然都を去り、遠い地へと移り住んだ。以来、王の代替わりごとに、后兼巫女となる娘が天羽家から送られてくることが慣例となる。しかし、天羽家と七家の隔絶は続き、送られた娘は人質同然で後宮に閉じ込められるのが実情であった。
このたびの新王・鳴矢の后となった淡雪も、今までの后同様、孤独な軟禁生活を覚悟して後宮に入る。だが、鳴矢は淡雪をお飾りの后としては見ていなかった。
婚儀の数日後、ある事件により鳴矢の髪の色が変化するという事態が起こる。強い力を持つ次代の王が成長するまでの「中継ぎ」と軽んじられていた鳴矢だが、髪の変化によって、鳴矢に次代の王に匹敵する力があることがわかり、七家に波紋が広がる。
一方、鳴矢のおおらかで優しい人柄に惹かれはじめていた淡雪は、諦めたはずの幸せの予感に心を躍らせる。しかし淡雪には、天眼天耳の力を持つという秘密があった。誰より、鳴矢にはこの力を知られたくないと思う淡雪だったが…!?
禁じられた恋と八家の謎を描く和風王宮ファンタジー、第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
46
婚儀の数日後、ある事件により髪の色が変化する事態が起きた鳴矢。中継ぎと軽んじられていた彼が次代の王に匹敵する力を持つことがわかり、七家に波紋が広がる第二弾。鳴矢のおおらかで優しい人柄に惹かれはじめ、諦めたはずの幸せの予感に心を躍らせる淡雪が抱える秘密。天羽家の里に戻る途中で亡くなったとされる前王の后・空蝉姫が突如淡雪の前に姿を現した理由。それぞれの生い立ちから恐る恐る想いを積み重ねながら、揺るぎない絆を育んでゆく二人の距離感がとてもいいですが、先代の王たちそれぞれの思惑が何とも不気味で気になるところです。2022/11/05
はなりん
31
5年だけの中継ぎ王鳴矢と天羽家の巫女としてお飾りの后となった淡雪のお話第2弾。ついに淡雪の天眼天耳の力が鳴矢の知るところとなり、鳴矢の出生や父の暗殺の秘密を聞かされた淡雪。二人が信頼関係を築いていき、本物の夫婦の様に甘え甘やかされる関係になってきた。一方、先代后の叔母空蝉や前王の思惑、第65代王の不穏な動きがあり、このまま穏やかに過ごせそうにない感じです。せっかくラブラブな感じになってきたのに。続きが楽しみです。2023/02/18
mariann
27
これ好き〜。1巻は鳴矢と淡雪の馴れ初めや能力について重点が置かれていたけれど2巻になるとミステリー要素まで含まれてくる。平安時代のミステリ。新しいかも(笑)合議では王の鳴矢はお飾りで様々な家の陰謀渦巻く伏魔殿。敵は誰だ?淡雪の叔母である空蝉姫はどちらなんだろう。2022/12/27
てみさま
13
孤独な境遇で生きてきた鳴矢と淡雪が、互いの秘密を全て打ち明け、王と后でなくなってもずっと一緒に居たいと決意。二人が思っていた以上に仲良くしているのでニマニマが止まらない。そして怪しげな人たちが登場してきたな。続きが気になる‼︎2023/11/29
アカツキ
12
強盗を捕まえた際に使った術で鳴矢の髪色が変化。緊急会議が開かれて王にふさわしい極色になったと認められる。しばらくして、淡雪の叔母で前王の妃・空蝉姫が天羽の里に帰る途中で川に落ちて流されたと知らせが…。誘い受けの淡雪と喜んでホイホイ誘われる鳴矢。二人の育ってきた背景がかなり辛いのでとことん甘いラブラブっぷりが癒しになった巻だった。前作からさらに謎が散りばめられるが、進展はこれといってナシ。鳴矢が可愛かったしか言うことないなぁ。2024/04/08
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