小学館文庫キャラブン!<br> 王と后 (三) それは誰が罪

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小学館文庫キャラブン!
王と后 (三) それは誰が罪

  • 著者名:深山くのえ【著】/笹原亜美【イラスト】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 小学館(2023/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094072440

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内容説明

八家の謎と禁忌。和風ファンタジー第三弾!

 王と后は触れあってはならない――
 神話に由来する八つの家が統治してきた千和の国では、新しく王になった者は、遠い地で暮らす天羽家の巫女から后を迎えることが慣例だ。だが、その実情は人質とも言えるもの。后となった天羽の巫女は後宮に軟禁され、王と后は月に一度、神事の際に顔を合わせるだけであった。
 ところが、このたびの新王・鳴矢は、后となった淡雪と本当の夫婦になりたいと願い、密かに淡雪のもとへ通いはじめる。孤独を覚悟して后となった淡雪は鳴矢の優しさに戸惑うが、やがて鳴矢を心から信頼するように。しかし王と后の恋は禁忌。二人は夜の間だけの逢瀬を密かに重ねるしかなかった。
 そんなある日、鳴矢は側近から不穏な報告を受ける。鳴矢が典侍の烏丸から受け取った水差しに、毒が塗られていた可能性が高いというのだ。烏丸はとりわけ、淡雪を毛嫌いして、淡雪に辛く当たっている典侍。その彼女が王を暗殺しようとした――? 連絡を受けた淡雪は、秘密の術「天眼天耳」を使って烏丸の真意を調べようとするが、鳴矢を害さなければならない理由をどうしても探しだせずにいて……。
 禁じられた恋と八家の謎を描く和風王宮ファンタジー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

33
后となった淡雪と本当の夫婦になりたいと願い、密かに通いはじめるものの、慣習的に禁忌であるがゆえに夜の間だけの逢瀬を密かに重ねるしかなかった二人。そんなある日、鳴矢は側近から不穏な報告を受ける第三弾。典侍の烏丸から受け取った水差しに、毒が塗られていた可能性が高いという報告。辛く当たられていた典侍・烏丸の嫌疑を聞き、秘密の術を使って烏丸の真意を調べようとする淡雪。二人には面倒な存在でしたけど烏丸自身は実直な性格でしたし、今回の件でいろいろと風向きも変わりましたかね。紀緒の件も今後どうなるか気になるところです。2023/05/22

mariann

32
おぉー!ついに黒幕がはっきりしてきた。けれどまだその狙いがわからない。怪しい動きをしている前后と王もいるし… 淡雪と鳴矢は少しずつ味方を増やしてこの5年を乗り切って行けるのか。続きが楽しみな作品です2023/08/08

るぴん

32
三実王や繁家、先代の后など、不穏な動きは徐々に活発化しているけれど、鳴矢と淡雪の距離がどんどん縮まってイチャイチャ度が増しているから、読んでいるこちらも幸せな気持ちに。淡雪を目の敵にしていた典侍の和可久沙は捨て駒にされて、やっとまともな会話ができるようになったけれど、彼女は天羽家だから淡雪を嫌っていたわけではなかったんだな。繁家から来る、新しい典侍候補は敵か味方か?次巻もとても楽しみ🎵2023/05/01

はなりん

27
シリーズ第3弾。敵が段々クローズアップされてきた。王と后に厳しく不穏な態度だった和可久沙典侍が、こちらの陣営に寝返るか…。ってところで、敵側も動き出し。王は間に合うか、不穏なところで続く。そして、二人の仲がラブラブな感じで良き。結ばれるまでにはハードルがいくつもありそうですが、恋愛に対して素直な二人なので安心感があります。2023/05/20

てみさま

15
ずっと嫌なヤツでしかなかった和可久沙だけど、人生のほとんどを台無しにしてしまったようで不憫だなと思った。鳴矢と淡雪のイチャコラが多くてご馳走様。希景と紀緒の進展も気になるなぁ。2023/11/29

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