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内容説明
王妃付きモード商として、アントワネットの元へ、日々、足しげく通うベルタン。自分の置かれた状況への不安を吐露する王妃を鼓舞し、さらなる高みへ野心を燃やす。そんな折、師パジェルの店トレ・ガラン破産の報せが届く。「いずれ朽ちるなら、自分が蒔いた種の土になりたい」――師の言葉を胸に刻み、次に仕掛ける流行は“王妃風”。髪結いレオナール、調香師ファージョンと共に、若い王妃をファッションの中心へと押し上げる――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だまし売りNo
33
マリー・アントワネットは贅沢と浪費で評判が悪い。宮廷の堅苦しい儀式を無駄と否定したことは評価できる。商人のベルタンを重用したことも官僚主義ではなく、民間感覚の表れである。 2023/10/01
manamuse
19
出た!ロペスピエール。どの催しの衣装も髪型もスゴイが、香水商までいたのね…。下町では飢餓が出ているというのに、女王を盛り続けるベルタンにまで恐ろしいことが起こる気がしてならない…。2023/01/17
まふぃん
18
衣装の話なので、そこの詳しさは勿論だけど、それ以外の文化、歴史も、詳しくて、勉強になる。世界史は勉強したけど、結局、ベルサイユのばらのなんちゃって歴史しか覚えてないし。2023/01/12
パンダプー
18
一度はもう読むのやめようと思ったけれど、続きがやはり気になるわー。2022/08/08
軍縮地球市民shinshin
15
王妃マリー・アントワネットに気に入られて順調に宮廷で出世していくベルタン。王妃の衣装代も嵩む一方。その影でフランスは飢饉が起こり庶民の餓死者も増え、暴動も起こる。そしてイギリスの植民地アメリカでは独立戦争が勃発。最後のルイ16世の戴冠式は慣例を破って226年ぶりに王妃が出席した。女性の地位はかなり低かった。王妃もベルタンもそれと闘っているようだ。最終コマにマクシミリアン・ロベスピエールが若き青年として登場。恐怖の独裁者はまだパリの名門校の秀才だった。あぁこれから面白くなっていくなぁ。2022/08/18