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内容説明
ベルタンが手掛けた、大貴族パンティエーヴルの花嫁衣裳の評判は、ヴェルサイユまで轟いた。名声を得て、忙しく働くベルタンの耳に、オーストリアより輿入れする王太子妃専属のモード商を探しているとの情報が入る。後のフランス王妃マリー・アントワネットがいよいよ歴史の表舞台に立つ。世紀の結婚式が始まろうとするその陰で、陰謀が蠢く。ベルタンはルイ15世の公妾デュ・バリー夫人より秘密裏に仕立て依頼を受けるが――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あさひ.a
25
面白かった! マリーアントワネットの輿入れ。華々しいのに、舞台裏が陰謀でエライことに。花嫁衣装に細工という卑劣な策略を掴んだデュバリー夫人の依頼を受けたベルタンとレオナールが、秘密裏に奔走する。アントワネットは思慮深さに欠けるところはあるものの、普通にいい子。ただ、えげつない闇を内包するフランスの妃としては合わないな…と思わされる。元の予定通り姉が嫁いでいたら、歴史はどうなっていたのだろう。シャルトル公爵夫人になったパンティエーヴル嬢の、ベルタンへの協力と理解が素敵。この漫画の光の描き方が舞台的で好きだ。2020/07/11
manamuse
19
トワネットちゃんがあんまり可愛くない…笑。それより何故か猫猫が友情出演?この作品ではデュ・バリーがいい人っぽいのに、例の挨拶戦争が勃発予定。ベルタンは多忙を極める。2022/08/21
軍縮地球市民shinshin
13
マリー・アントワネットと後のルイ16世との結婚だけでまるまる一冊を費やしている。今回の主役はマリー・アントワネットでベルタンは完全に脇役。作者は時代考証をよくしていて、当時のヨーロッパの大国同士の結婚儀礼が時系列を追って再現されていてまことに面白い。フランス革命の話になるから、ゆくゆくはこのマリー・アントワネットがどのような運命をたどることになるか知っているだけに、なんか作中の言葉がズキズキ刺さってくる。2020/07/11
ぷるっちょ
7
本巻の大半がマリー・アントワネットの輿入れ。ハプスブルク家の家訓は「戦争は他の国に任せ、政略結婚により栄えよ」らしい。政略結婚は相続問題で自領を失う事もある筈なのにハプスブルク家の領土を拡大できてたって事は、継承権が上の相手の暗殺とかやってたのかな?2020/09/11
ミキ
6
ドキドキする罠の回避でした。2024/01/28