宝塚イズム13 特集 さよなら水夏希

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宝塚イズム13 特集 さよなら水夏希

  • 著者名:榊原和子
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 青弓社(2022/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784787272911

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内容説明

男役として独自の美学を貫いた水夏希が宝塚を去っていく。水の舞台やトップとしての生き様を振り返り、エールとともに送り出す。愛原実花や桜乃彩音にもさよならの言葉を贈るほか、伝説のスター・大浦みずき論、近年の男役育成の課題を指摘した評論も必読。

目次

特集 さよなら水夏希
 流れる水の清冽さとエロティシズム●大越アイコ
 研ぎ澄まされた美─―男役のプロ水夏希退団に思う●鶴岡英理子
 たくさんのありがとうを込めて●岩見那津子
 桜乃彩音と愛原実花の退団に思うこと●木谷富士子
 桜乃彩音が目指したもの、宝塚が目指すべきもの●小咲福子
 サヨナラ、素敵な宙娘さん!●林嗣響子
 アーティストとエンターテイナーのはざまで●榊原和子

公演評[2010・4-8]
 花組『虞美人』
  生と死のパラドックス●木谷富士子
  白井版から遠く離れて●小咲福子
  群像劇から屹立した至上の愛●鶴岡英理子
  月組『THE SCARLET PIMPERNEL』 
  再演の高いハードルをクリアした充実の月組版●鶴岡英理子
 雪組『ロジェ』『ロック・オン!』
  スターをリスペクトすることとは●榊原和子
 星組『激情』『BOLERO』
   ほとばしる男の野性●大越アイコ
  一途な人間ドラマ●小咲福子
  柴田歌劇と秀作レビュー●林嗣響子
 星組『リラの壁の囚人たち』
  袋小路に囚われた人々●大越アイコ
  歳月に風化されぬ佳作●鶴岡英理子
  救世主になれなかった男の物語●木谷富士子
  深みのある名作●松本理沙
  I’m calling you●岩見那津子
 星組『ロミオとジュリエット』
  死と愛─―二元的世界の脱構築●大越アイコ
 宙組『TRAFALGAR』『ファンキー・サンシャイン』
  ぬくもりの傍らで、男たちはZ旗を揚げる●柿田 肇
  もう少しスペクタクルを●林嗣響子
  周回遅れの「最後の純愛」●水野 麗
  桜一花 アットホーム サロンコンサート
  まさにアットホームなコンサート●石井唯衣
  涼紫央ディナーショー『Profile』
  “涼版・TCAスペシャル”仕様の集大成●水野成美

OG公演評
 『薔薇とサムライ』[天海祐希/森奈みはる]
  いつか“いのうえ歌劇”を●東 園子
 『ザ・ミュージックマン』[彩乃かなみ]
  葛藤するヒロイン●林嗣響子
 『絹の靴下─―Silk Stockings』[湖月わたる/樹里咲穂]
  他者との邂逅から生まれるもの●貫田優子
  計算しつくされた抜けぶり●加藤暁子
  キュートな二人の元タカラジェンヌ●石井唯衣
 『安蘭けい 箱舟 2010』[安蘭けい]
  「闘う女」の始動●大越アイコ
  文句なしに楽しいエンターテインメント●松本理沙
 『まさかのchange?!』[大和悠河]
  自然体で輝く大和の男役●木谷富士子

OGへのロングインタビュー
 桜乃彩音─―自分でレールを敷きながら●聞き手:榊原和子

男役スターのロスジェネ問題─―演目選びを中心に●小咲福子

連載
 男役の翼(1)
 大浦みずき─―瑠璃色の眉:『ヴェネチアの紋章』●天野道映
 ジェンダーから読むタカラヅカの過去と現在(3)
  タカラヅカと関西文化●大越アイコ

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