内容説明
九十九字屋店主の冬吾が、蔵に入ったきり姿を消した。どうやら蔵から逃げ出したあやかしを追っているらしい。るいに助けを求められた冬吾の兄で神主の周音は、犬猿の仲の弟を探しに向かうのだが……。(表題作)るいを見初めたという大店の若旦那との縁談が舞い込んだ。見合いの日、店の守り神だと名乗る童女がるいの前に現れて――(「片恋」)。好評シリーズ第八弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽろん
40
一話も二話もるいと冬吾の気持ちがなんとも、歯がゆくも微笑ましい。一話目のおサヨ様、可愛いなあ。今回も面白かったです。2021/10/23
momi
39
優しくて…人が人を思う気持ちが温かくてとても良いお話でした!!あら、大変!今回はるいに見合い話が!?そして冬吾がいなくなった話の2編!何となく進展もありです!妖たちと人とのドタバタ劇であり、ほっこり人情劇!シリーズ第8弾も相変わらずの面白さでした!2021/10/22
kagetrasama-aoi(葵・橘)
35
「九十九字ふしぎ屋商い中」第八巻。『片恋』『鬼の壺』の二編が収録。『片恋』はあやかしが絡むもほのぼのした話。冬吾さまはその生い立ちから、自分の気持ちを見つめるのが下手なんだと、しみじみ思った話。るいとの仲は道半ばだなぁ。『鬼の壺』はあやかしはやっぱり怖い、あやかしになるにはそれ相応の理由があるんだから…と気付かされる話。あやかしをテーマにしながらこんなにも読後感の違う話を書ける霜島さん、凄いな‼️2021/12/07
み
23
じれますねぇ~。るいさんに、縁談ですよ(@_@)周りは分かってるのにねぇ。お互いが素直になるまで何作かかることやら、シリーズ続くのは嬉しいですがね。2021/12/24
tomtom
14
周音と冬吾が協力していたりとどんどん変わっていっていてこの先も楽しみ。るいは冬吾のことを気になることに気付いたみたいだけど、どうも2人が仲良くなるのは違和感がある。初めの頃のやり取りとか好きだったんだけど。表紙の作蔵の絵を、見るたびに笑えてしまう。2022/04/21
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