光文社文庫<br> 月の鉢~九十九字ふしぎ屋 商い中~

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光文社文庫
月の鉢~九十九字ふしぎ屋 商い中~

  • 著者名:霜島けい
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2021/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334790622

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内容説明

十五夜の二日後。店先に現れた子連れの女の幽霊が「うちの人を助けて」と言い残して消えた。九十九字屋店主の冬吾が、るいを連れて亭主の住む長屋へ急ぐと、そこには死んだように眠る男と水を張った平鉢が。抜けた魂を呼び戻そうと、鉢に手を浸す冬吾だったが……。(表題作) あやかしたちとの切なくもあたたかい交流を描く全三話を収録。大好評シリーズ第七弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

42
こういう時代もののシリーズってどういう着地をするんだろう。終わらなくていいのか。今作も楽しみました!2024/05/09

kagetrasama-aoi(葵・橘)

42
「九十九字ふしぎ屋商い中」第七巻。『月の鉢』『仇討ち』『一人法師』の三話収録。どの話も切なさと温かさが感じられる話。『仇討ち』は骸骨になった武士の話で可笑しさの中に辛さ、切なさが同居してました。『一人法師』は兄弟姉妹がいたら必ず心当たりがある話…。最後が素敵でほっとしました。冬吾と周音兄弟にも少し関係改善(?)がみられたようで、先行きを期待してしまいます。2021/10/30

momi

41
塗り壁の父シリーズ第七弾!!クスッとほろっと…笑いあり涙あり!!大切な人を亡くした悲しみは深い…それでも人は前を向いて生きていかなくてはいけない…そんな時…年に一度だけ亡くなった人に再会できるのなら…その不思議な品にすがってしまう気持ちも分かる…だからこそとても切ない。もう一つのお話は「骨」にじゃなくて、元お侍さんの仇打ちの手助けを頼まれた「るい」この仇討ち話も聞けば聞くほど切ない。みんな淋しい人で溢れてる…だけど妖たちとの交流はあたたかい。今作も人情味あふれるいいお話ばかりでした!2020/12/02

はにこ

40
亡き人の幻に会える月の鉢、仇討ちをさせたい骸骨侍、寂しい人に寄り添う一人法師。どれも少し悲しくてでも良い話だった。それもるいの明るさに助けられているところも大きい。私は一人法師の話が一番良かった。寂しい心にとりついているとも言えるけど、それによって救われることもあるのかなと思う。冬吾はるいのおかげで少しずつ変わってきているみたいね。2021/05/02

ぽろん

33
シリーズ7巻。やっぱり、このシリーズ好きだなあ。冬吾も何だかんだ、るいの事、気にかけてていい感じ。仇うちのお侍さんの骨幽霊さんには、笑いました。2020/12/20

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